おすすめマーケティング記事 おすすめ 2016.01.18

【必読】消費者が逃げる「ぐいぐい型」広告と消費者を呼び込む「コンテンツマーケティング」

真っ向勝負の自社アピール型広告がユーザの心に響きにくくなっている昨今、高い注目を浴びているのがコンテンツマーケティング。これからのWeb上の展開は、コンテンツマーケティングを制する者がすべてを制すると言っても過言ではありません。

ということで、今回はコンテンツマーケティングの極意に迫るために、成功事例を分析して、Web上でコンテンツマーケティングを行う際に大事なSEOの手法についても触れていきたいと思います。会社にコンテンツマーケティングに関しての知識を持っている人が誰もいない場合はピンチですよ。かなり危機感を持って読み進めてみて下さい。

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そもそもコンテンツマーケティングって何なの?

コンテンツマーケティングとは、一言で言えば「見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けること」です。はい。すごく当たり前ですよね。当たり前なんですが、なぜ、今頃になって注目されているのかというと、ほとんどの企業が、その当たり前な「見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けること」をしてこなかったからです。いや、する必要がなかったとも言えます。いやいや、会社にできる人材がいなかったとも言えます、さらに言っちゃえば、従来型のSEOやWeb広告はそれを必要としていなかったとも。

もう少し言い方を変えると、価値のあるコンテンツをターゲットに届けることで、興味・関心を惹き、ファンになってもらい、結果として売上げにつなげるという原理です。マーケティング戦略としてとてもシンプル。 何度も訪問して購入してくれる優良顧客を育むためには、継続的に訪問したくなるコンテンツを作ればいい。ただそれだけ。では、何を作ればいいのか?さっそく、成功事例を見ていきましょう。

 

成功事例1 おかざき歯科クリニック「ブログから新規の患者が毎月60名以上来院」

横浜市の歯医者であるおかざき歯科クリニックは、「歯医者が教える歯のブログ」と題したメディアを設立。しかも、面白い点は岡崎歯科クリニック医院サイト(http://www.okazaki-dental.com/)とは、まったく別のドメインでブログを始めていることです。

ブログの内容は、「あなたに合った歯医者の選び方/7つのタイプの歯医者とおすすめの方」「歯周病に効果的な歯磨き粉の5つの特徴/おすすめと使い方」などの「歯」に関する価値のある情報。歯に悩む人に、専門家が歯についてwebで教えてくれる。有り難いことこの上なしです。結果的に、毎月60名以上の新規の来院予約が殺到。コンテンツを外部に持つか、同一ドメインに持つか。意見が分かれるところですね。SEO的に見た際に、同一ドメイン配下に置いた方が、ドメインの価値が上がっていい、という考え方もありますが、私はそうは思いません。「売り場」と「会話をする場所」は分けた方が良いからです。ユーザーとしっかりコミュニケーションをとって、ファンになってもらい、興味を持った人は「売り場」に来てもらう。そういう意味では岡崎歯科クリニックさんは成功していると言えますね。

岡崎歯科

参考:「歯医者が教える歯のブログ」

 

成功事例2 イルミナ株式会社「アーカイブ蓄積でイベント参加者数2倍増」

遺伝子解析装置で世界トップのシェアを持つイルミナ株式会社は、ターゲットが大学や企業の研究者という特殊な分野の人たち。教授や研究者は深くコアな専門情報を探しています。そこでイルミナ株式会社がやったことは、自社で行ったオンラインセミナー(ウェビナー)を無料で公開。オンラインセミナーの内容は「TruSeq RNA Access Library Prepキットを用いたFFPE検体のRNA-Seq」「次世代シークエンサーを用いたクリニカルシークエンス;臨床現場の取り組みと今後の展開~」のようなもので、ずっしりとアーカイブが蓄積されています。

セミナーの動画や資料はいったん制作しているものなので、コンテンツマーケティングとして二次利用すると効率化できますね。コンテンツマーケティング用に改めて何か新しいコンテンツを作るのではなく、自分たちの業務の中で生まれた情報を資産としてコンテンツマーケティングに活かす手法は、省エネでコンテンツマーケティングが可能になるとても良い取り組みです。結果としてイルミナ株式会社はイベント参加者数が2倍, Webからの問い合わせ増える結果となったそうです。自社のナレッジは消費者から見ると意外と価値ある情報であることが多いです。まずは自社のナレッジの「棚卸し」をしてみては?

イルミナウェビナー

参考:「イルミナ ウェビナー」

 

成功事3 株式会社プリカ「施策9ヶ月で前年比売上げが3倍以上」

パーティードレスのレンタルと販売を行っている株式会社プリカ。目的はもちろん、パーティードレスのレンタルと販売ですよね。そのために株式プリカは「PLIQUA BOOK」というブログ型Webメディアを立ち上げ、「謝恩会のドレスに最適!理想的スタイルを叶える上品な着こなし方7選」「結婚式の羽織もの|色合わせのコツと使えるスタイル13選」などの情報を配信しています。ドレス専門のファッション雑誌を見てるみたいでイイ感じです。

株式会社プリカの上手な点は、サイト全体が宣伝ぽさもなく、内容もかなり丁寧な画像で説明して分かりやすく充実していて、それでありながら着こなしの事例で使われているのほとんどが自社の商品だということです。そして、自社の販売サイトへリンクが。言い方を変えれば、ドレスに関しての情報を自社で完結できるぐらい写真もモデルを使ってきちんと撮っているし、商品も豊富だということです。つまり、学ぶべき点はコンテンツを作るための素材に手を抜かないということ。結果としては、コンテンツマーケティングに取り組んだ9カ月後には月の売上が前年比3倍以上になったということです。

プリカ

参考:「PLIQUA BOOK」

 

成功事例4 NEC「メルマガ会員登録70万人」

大手電機8社の一角であるNEC。皆さん、NECという企業は知っていても、具体的に何をどのように取り扱っているか、すべてを把握し切れていない方がほとんどではないですか?私もです。それほどまでに、NECが幅広い事業と多様な製品を取り扱っているということですね。NECがコンテンツマーケティングで試みたことは将来の顧客になり得るユーザとのコミュニケーションでした。

「WISDOM – ヒトをつなぐ。ビジネスがつながる。」というWebメディアを立ち上げて、「経営・戦略」「マネジメント」「テクノロジー」「マーケティング」「スキル・キャリア」「ライフ・カルチャー」「ビジネス用語辞典」などのジャンルを詰め込んだ意識高い系ビジネスパーソンが読みそうな情報を配信しています。さらには、サイトで「WISDOM LINK会員(無料)」を募り、登録すると、さらに詳しい会員限定記事を閲覧できたり、プレゼント応募やセミナー申込みなどの特典サービスも利用することができるという導線を設けています。結果として、メルマガ会員登録70万人を突破。無料で有益な情報を公開し、さらに無料で限定情報を読めるなら、それは登録したくなりますよね。

WISDOM

参考:「WISDOM – ヒトをつなぐ。ビジネスがつながる。」

 

成功事例5 森永乳業株式会社「投下予算に対して広告費換算金額は240%」

森永乳業株式会社は、アイスの中にチョコを入れ、トッピング入りのチョコでコーティングしたアイス「チェリオ」を、20~30代のビジネスパーソンに買ってもらうために、職場や学校で使えるおやつ活用術の情報サイト「おやつハッカー」を設立。「おやつは仕事と勉強のヒラメキを助ける」というキャッチコピーからも分かるように、お菓子がビジネスや学校でのパフォーマンスを上げることをアピールする記事を更新。記事の内容は「脳科学者・澤口俊之先生が語る―― ひらめきをもたらす 驚異のCST理論とは!?」「“グラビアプロ”手島優さんに聞く「ネット時代の自撮り術」」など、ターゲットも意識しつつ、幅広い内容を展開しています。

で、記事の最終的な終着点がチェリオという感じ(笑)テレビ番組の終わりに、番宣に来た女優さんが無理やり番組の内容と絡めて、自分たちのコンテンツを宣伝する、あのやり口です。でも、アイスってポップな存在だからこそ、ぜんぜん「ぐいぐい」の広告っぽさを感じさせないし、それ手前の情報がユニークなので、ユーザの印象もとても良いです。結果としては、広告費換算金額は投下予算に対して「240%」を達成。広告換算とは、新聞・雑誌・Webニュースサイトなどのメディア上で「記事」として掲載された際の露出成果や認知効果を、同じ枠を広告として購入した場合の広告費に換算し、その金額で評価したものです。広告を「ぐいぐい」の広告として提供するのではなく、ユーザーを「楽しませる」という観点から作り込む。なかなか難しいですが参考になりますね。

おやつハッカー

参考:「チェリオ おやつハッカー」

 

コンテンツマーケティングとSEOの関係

1つ1つのコンテンツが小さな範囲のターゲットの必要情報となり、自社サイトへ誘導。
多くのコアなキーワードで上位表示されることで、より濃いターゲット属性を拾ってくる。

検索の評価は、そのサイトのコンテンツの質と量に伴います。コンテンツとはほとんどの場合は「記事」になります。つまり、自社のメディアにいい記事をどんどんアウトプットすることが、検索の評価に繋がりやすくなります。

細かいテクニックを行ってしまえば、一冊の本になってしまいますが、SEOで気をつけるべきことは2点。ターゲットが求めている情報を書くということ。ターゲットが求めている情報を検索で探す際に、どんなキーワードを打ち込んで検索するのか、その検索ワード(ニーズ)に合わせて、記事のタイトルを付けること。この二つだけ。

あとは、目的の成果が得られるまで、コンテンツを作ってアウトプットしていくのみです。
すると、細かいキーワードが数万、数十万と増えて、その小さなキーワードが束になる状態が完成されれば、1日何百人、何千人、何万人と訪問者が増えていくワケです。

1つの検索ワードで訪れるアクセスが少なくても、そのキーワードが数万、数十万とある状態なので、何かのキーワードで検索圏外になったとしても、アクセスは落ちずに、常に成果を出し続けるメディアになるのです。

とにかくコンテンツマーケティングは手法がシンプル。軸は質と量をアウトプットしていくこと。むしろ、それがコンテンツマーケティングとSEOのすべてとも言えるので、ポイントを押さえてアウトプットできる体制さえあれば、成功の確率はかなり高くなります。

自社内で文章を書ける人材がいれば、低コストで実践できる。会社がアーカイブを残すような作業をしていて、そのアーカイブがターゲットにとって有益であり、かつ、公開可能なものであるなら、それをアウトプットするだけで集客するメディアが作れ、コンテンツマーケティングが手軽にシンプルに行えます。

 

Googleは本屋の店員なんです。

Googleの考え方=「ユーザーにとって利便性の高い検索結果を返す」こと。
コンテンツマーケティング=「ユーザーのほしい情報と、企業の伝えたい情報をマッチングさせる」。つまり、Googleの考え方=コンテンツマーケティングの考え方ともいえるワケです。だから、親和性が高く、Web上でのブランディングに重要。

Googleは書店員さんのようなものです。そして、書籍が企業のメディア。ターゲットは本を立ち読みにきたり、買いに来たり、いろんなタイプがいます。そんなターゲットがGoogleという書店員さんに「●●というキーワードで、情報を探しているんですが、いい本ないかなぁ?」と聞いて、Googleは、膨大な書籍の中からその人にあった質の良い本を渡すという感じです。Googleのアルゴリズムは機械ではなく人間だと思って、コンテンツマーケティングを考えるといいかもしれないですね。

 

インターネットは巨大で1つの「リアル」と呼ぶにふさわしいマーケットになっている

コンテンツマーケティングをしないと損である理由はインターネットという市場がリアルな市場として、巨大化しているから。ネットショッピング利用世帯の支出総額に占める割合 は8.4%となっていますが、家計最終消費支出と対家計民間非営利団体最終消費支出である「民間最終消費支出」は、2002年から横ばいのことを考えると、この8.4%はとても大きな数字で、これからの伸びしろを感じることができます。

民間消費支出

参考:「日本の民間最終消費支出」(名目値・実額)の推移(単位:十億円)

また、資料請求、お問い合わせ、無料体験なども含めると、もはやインターネットが人に与える影響は無視できない存在。

家計消費状況調査

参考:「家計消費状況調査」

さらには世帯あたりのネットショッピングに対する支出は2002年に比べて、2014年では約6倍になっています。6倍ってすごいですね~。要は、ネットでの「購入」というコンバージョンだけ見ても、2002年の6倍の威力をネットが持っているということですね。だからこそ、コンテンツマーケティングで、インターネットの成果にリアルな「箱」を持つってことが大切なんです。

 

今は「ぐいぐい型」広告じゃなく、「コンテンツ」で購入する時代

広告は見ないし、読まない。ましてや商品説明だけでは商品は売れない。ユーザーに役立つ情報、付加価値を提供することで、はじめて継続的にコミュニケーションをとることが可能。今はそんな時代です。そうすることで、はじめてブランドを認知してもらい、ロイヤリティを醸成し、ファンを増やし、商品を購入してもらう。つまり「ぐいぐい型」広告じゃなく「コンテンツ」に目を向けましょう。あなたの会社のユーザーはどんな”コンテンツ”を求めていますか?まずはそこから。そして外部の統計ではわからない真実にはリサーチで迫ってみましょう。MRCで提供している以下の調査内容もぜひ、参考にしてみて下さいね。

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