おすすめマーケティング記事 2016.01.20

【2017年4月更新】国内四大SNS利用率&トピックスまとめ。そこから見えてきたトレンドとは?

(※この記事は2017年4月25日に更新されています。)
 
 
【記事要約】
スマホの普及に伴い、ソーシャルメディアは私たちにとってますます身近な存在となりました。SNSのタイムライン上に配信される「インフィード広告」は「運用型」が中心となってきており、今後ますます企業の需要が高まると考えています。今回はそんなSNSの中で特に利用率が高い、LINE、Facebook、Twitter、Instagramにスポットをあて、それぞれのアクティブユーザー数や世代別利用率、2016年の動向を分析したうえで、2017年のソーシャル・マーケティング・トレンドを自分なりに予測してみました。

 
 
 
目次:

 

 
 

2017年には7,000万人越え?ますます増加するSNS利用率

 

SNSが私たちの生活に密着しているのは言うまでもないですね。ICT総研が発表した調査結果(2016.8)によると利用者数は右肩あがりで、2018年度末には7,486万人に達する予測。現在の日本人口が1億2692万人なので、(参照;総務省発表 2016.12.1) 日本人の2人に1人が利用しているカンジですね。

日本におけるSNS利用者数

参照;ICT総研 SNS利用動向に関する調査
 

SNS別の利用率推移については、MRCでも定点調査を実施しています。

SNS別利用率

参照;参考調査  MRC 2016.11 月次定点調査
 

上記は10代~60代の男女1,100人を対象に、2015年12月~2016年11月の期間にSNS利用率を調査した結果です。LINEの利用率は2016年5月から60%越え。もはやインフラとなりつつあるLINEは、今後も企業のマーケティング活動にかかせない存在になっていくことが予測されます。また他SNSよりも利用率は全体的に低いものの、去年に引き続きInstagramの利用率は上昇。2015年12月は10%だったのが、1年で30%近くまで上昇しています。まぁ、私個人の見解としては、匿名アカウントにおけるTwitterの炎上や晒し、実名アカウントにおけるFacebook上の人付き合いや幸せアピール合戦などから、ソーシャル疲れ、ソーシャル離れという言葉が飛び交い、そうした中でInstagramは写真中心で、文章はあっさり。そんなインスタらしさが今の日本人のマインドに一番しっくりときた、ということでしょうか。

さて、スピーディーに変化するSNS。そのトレンドを理解することは、SNS市場を活かす上で重要なこと。ということでまず、最新版のSNS利用状況から。

 

 
 

四大SNSの利用者数(MAU)と世代別利用者数を総まとめ

 

まず、SNSの「イマ」を知る為に利用者数から見ていきましょう。SNS別のMAU(月間アクティブユーザー数)とDAU(デイリーアクティブユーザー数)も国内外ともにまとめてみました。

 

LINE Facebook Twitter Instagram
海外MAU 2億1,700万人 18億6,000万人 3億1,900万人 6億人
海外DAU *1億2,000万人 12億2,700万人 1億4,000万人 3億人
国内MAU 6,600万人 2,700万人 4,000万人 1,600万人

*アジア4カ国(日本、台湾、タイ、インドネシア)

2017年2月発表
参照:
【2017年2月最新版】直近決算発表に基づくFacebook、Instagram、Twitter、LINEの比較
LINE AD CENTER
 

Instagramが2016年12月に、MAU数6億人達成を発表したのは記憶に新しいところ。前回の5億人達成の発表からわずか半年で1億人のユーザーが増加しました。DAU数も3億人に達し、気づけばグローバルではすでに、Twitterのユーザー数を大きく上回っています。Instagramおそるべし

利用者数だけでなく、世代別の利用者数も見てみましょう。MRCでは、SNSの世代別利用率を定点調査しています。以下は10代~60代の男女を対象に、SNS利用状況を集計した結果です。

 
10代ソーシャルメディア利用率
 

やはりコミュニケーションツールの王道、LINEはスマホネイティブ世代のど真ん中、10代でトップの利用率。2016年7月には、90%まで利用率をあげていますね。注目は、そのLINEに負けじと追いかけているTwitter。海外では他SNSに比べ、MAU数、DAU数ともに低く、赤字経営が続くと報道(参照;IT Pro 2016.12.07)されていましたが、日本では4,000万人のMAU数があり、独特な展開を見せています。そのポイントとなるのが「10代の若者」の利用率なんですね。

参考;若者のSNSコミュニケーションや世代別の使い分け実態から、企業がどうマーケティングに活かすかマジメに考えてみた。
 

20代ソーシャルメディア利用率
 

20代はどのSNSもバランスよく使用されています。注目なのがInstagram。2014年10月には20%以下であったのに対し、2016年10月には40%に達しています。

 
Instagram利用状況

参照;参考調査 MRC 2016.11 月次定点調査
 

上記は、インスタの利用状況を男女別に調査した結果です。20代男性の利用率が28%に対し、女性が57%と約6割の利用率となっています。女性の人気が高いことがうかがえますね。写真1枚で言葉やそのときの状況を表現できるといった手軽さがあり、「フォトジェニック」な写真を投稿するのがイイんだとか。

 
30代ソーシャルメディア利用率

 

40代ソーシャルメディア利用率
 

30代、40代もLINEの利用率が高いですね。LINE以外のSNSは20代についでバランスよく使用されています。ただスマホネイティブ世代と大きく違うところが、10代のFacebook利用率が2016年11月には20%を下回っているのに対し、30代や40代は40%を上回っています。実名登録制であるFacebookは、ビジネス用として使用されている傾向もあり、ビジネスの一環として利用しているユーザーも多いのではないかと思いますね。

 
50代ソーシャルメディア利用率

 

60代ソーシャルメディア利用率
 

50代、60代でも、2016年以降LINEの利用率がぐんぐん上がっています。50代をみると、2016年9月にはLINEの利用率が60%越え。個人的な意見として、「LINE=若者のコミュニケーションツール」というイメージでしたが、もはや「LINE=コミュニケーションインフラ」と言える時代になったのでは?と思います。その背景にはスマホの普及率が絡んでるんでしょうね。今後、私たちのライフスタイルはどうなっていくのやら。

 
参考;【衝撃の事実】パソコン離れにテレビ離れ。スマホネイティブ世代はマーケティング担当のシゴトをどう変えるのか?
 

アクティブユーザー数、世代別の利用状況がわかったところで、これらの結果をもたらした各SNSの2016年の動向を詳しく見ていきましょう。

 

 
 

2016年度の各SNSトピックスから見えるもの

 
 

【LINE】

 
LINEの動向として大きく変わったのは2つ。1つは2015年12月より開始した、ライブ動画配信「LINE LIVE」が一般ユーザーでも利用可能になったこと。これまでは芸能人やタレントがメインでしたが、8月には視聴者数5億人を越え、ついに一般利用可能となりました。開始からおよそ半年で一般ユーザーの総配信時間は、11年分の時間になるそう。Youtuberならぬ、LINE LIVERたちが今後も活躍しそうです。

 
LINE LIVE

参照;LINE LIVE
 

そして2つ目は、6月より開始した「LINE Ads platform」。これにより、タイムライン上に動画広告(インフィード広告)が配信されるようになりました。2016年12月の決算では、広告売上が前年より+66.2%となっており、好調なスタートをきったといえるでしょう。(参照;LINE決算Q3.2016)

 
 

【Facebook】

 
Facebookは2月にライブ配信動画を開始。12月には360度カメラを搭載すると発表しました。(参照;CNET Japan 2016.12.13)また11月にはメッセンジャーを使った広告配信を開始(海外のみ)。メッセンジャーのMAU数が海外では10億人を越えていることもあり、広告配信する価値はありそう。新機能満載のFacebookも今後の動向が気になりますね。Facebookのメッセンジャー広告についてはこちらも参考にしてください。

参考;【新戦略】Facebook広告のBtoBマーケティングにおける“テッパン”は、「チャットボット」×「メッセンジャー広告」

 
 

【Twitter】

 
5月に文字数制限の解除や、9月にモーメント機能(お気に入りコンテンツの保存)が可能になり、より使いやすくなったTwitter。ですが、10月に6秒動画「Vine」の終了が発表され、赤字経営が続くなど、厳しい境地にたたされています。しかし12月、動画配信アプリ、「ペリスコープ」を利用した「ライブ動画」がTwitter上から配信可能となりました。
 

Periscopeは2015年3月にTwitter が買収し、ライブ配信動画コンテンツとして運用を開始した動画配信コンテンツ。開始から4ヶ月で1,000万人のユーザー数となり、今後の利用増加が期待されるところ。(参照;TechCrunch Tokyo 2015.08.13)
 

参考:【 必読 】非課金エンゲージメントという強烈な機能を生かし切る、Twitter広告の“切り札”とは?

 
 

【Instagram】

 
2016年度Instagramの大きな取り組みといえば、8月に運用を開始した「インスタグラムストーリーズ」ですね。投稿した動画が24時間たつと消えてしまうという、消える系コンテンツ。多くのユーザーに利用され、10月にはグローバルでのDAU数が1億人を突破しました。(参照;CNET Japan 2016.10.07) また現在、一部のメディアアカウントに、ストーリーズの「メンション機能」が追加されており、動画をタップするとアプリのDLページに遷移するといった新しいコンテンツも運用されています。

Food.kurashiru

参照;Food.kurashiru
 

インスタは2015年10月より広告運用を開始してから、約1年間で広告主の数が50万を越えました。11月にはストーリーズにライブ動画配信を導入することが発表され、今後の動向がますます気になるところ。(参照;MarkeZine 2016.9.23)

インスタのストーリーズのハナシをするのであれば、消える系=エフェメラルの元祖、「Snapchat」にも触れておきましょう。

 
 

【Snapchat】

 
元々は「消える系SNS」を始めたのがこちら。海外DAU数1億5,000万人、2017年の広告売上予測が9億ドルを越えると予測されており、海外ではスナチャ旋風が起こっています。(参照;BLOGOS 2016.9.7)スナチャの主な機能は、写真を撮る時にフィルターをかけ、フォロワーに送る機能。配信されたメッセージは1度見ると10秒以内に消えてしまう。なんともはかない機能のアプリです。

Google Play「Snapchat」

参照;Google Play「Snapchat」
 

実は海外では、このフィルターを使って新たなコミュニケーションができるようになっているんです。それが「ジオフィルター」。自分で好きなエリアを選択し、他ユーザーと共有できるコンテンツ(Snap Inc.オンデマンド・ジオフィルター2016.2.22)「ジオフェンシング」という機能を使い、ユーザーが特定の範囲内に入ったら、プッシュ通知のようにお知らせしてくれるもの。今年話題になったポケモンGOの仕組みとおんなじですね。

参考;【 考察 】ポケモンGOに垣間見た「O2Oマーケティング」の真髄とは?
 

各SNSの動向をまとめると、
 
インスタは「消える系ストーリーズ」×「ライブ動画」
LINEは「インフィード広告」×「ライブ配信動画」
Twitterは「ライブ配信動画」
Facebookは「メッセンジャー広告」×「ライブ配信」

 
あれ、これ「ライブ配信動画」きてんすかね。


 
 

2017年、SNSのソーシャル・マーケティング・トレンドはいかに?

 

さて、2017年のソーシャル・マーケティング・トレンドはどうなるのか。これまでSNSの利用者数や世代別利用率、2016年の主な動向を見てきましたが、ここから、今後SNS市場を騒がしていくであろう分野を予想してみました。

 
 

1)LINE Ads Platform参戦  インフィード広告の注目株は?

 
SNSのタイムライン広告は、今年、LINEが運用スタートさせたことで、出場選手が出そろいました。最近の動画広告市場の盛り上がりからすると、注目はSNS動画広告、「インフィード広告」です。その中で注目株といえるのは、日本で圧倒的ユーザー数を誇る「LINE」ではないでしょうか。

 
 

2)「動画×エフェメラル」―――はかなさが変えるユーザーの視聴態度

 
外でのSnapchat人気から始まり、日本ではInstagramのストーリーズが人気沸騰中。インスタのストーリーは24時間で消えてしまうという限定もの。また2016年、各SNSは「ライブ配信動画」の導入や更新を相次いでおこないました。ライブ配信も、エフェメラルも、イマこの瞬間だけという「プレミアム感」があり、ユーザーの見る姿勢をより能動的にしています。ここに広告というコンテンツを投下するとどんな広告効果が得られるでしょうか。こちらも注目です。

 
 

3)スナチャ×ポケモンGOの発想から生まれた?新たなネイティブ広告とは?

 
2016年には「ネイティブ広告」が一部で話題になりました。ワタシは本当の意味での「ネイティブ広告」は「LINEスタンプ」だと考えています。(この件についてはこちら「参考;【参考事例あり】ネイティブ広告が“本来のネイティブさ”を取り戻すための3つの条件とは?」)そんな中、登場したのがスナチャの「ジオフィルター」。こちらはポケモンGOで注目を浴びた「ジオフェンシング」「LINEスタンプ」のイイトコをまるっとまとめた広告プラットフォーム。広告そのものがユーザーの目的となり、リアルを巻き込む。はたして、日本ではどのような展開がなされるのでしょうか?楽しみです。
 
いやぁ、SNSマーケティング、おもしろいですね。
 
今後のSNS動向からますます目が離せません。めまぐるしく変わるSNS状況の中で、トレンドを知るには「定点調査」が必要。MRCでは毎月、モバイルの定点調査を行っています。是非、参考にしてみてください。記事に共感していただけましたら、Facebookのいいね!もぜひ。

更新情報を
WEBプッシュでお届けします。

セルフ型アンケートサービス

Fastask

高品質なネットリサーチを圧倒的なスピードと次元の異なる低コストで。無料トライアル実施中。