おすすめマーケティング記事 2016.12.19

【 必読 】非課金エンゲージメントという強烈な機能を生かし切る、Twitter広告の“切り札”とは?

【記事要約】
セルフ型に移行したTwitter広告。これでより多くの人が手軽に広告出稿できるようになりましたが、一方で「うざい」という声も。あるユーザーが500円の広告費用で行った「Twitterの広告を全部非表示にして欲しい」という広告プロモーションがリツイートの嵐を呼んだのは記憶に新しいところ。ただ、このプロモーション、ワタシは逆にTwitterのソコヂカラを見せつけられたような気がします。今回はそんな「Twitter広告」の活用について調査を交えて掘り下げてみました。
 
 
 
 
目次:

 

 
 
 

広告の炎上問題から垣間見える”Twitterの強み”

 
突然ですが、主要SNS運営企業を動物に例えてみましょう。Facebookはライオンとかチーター。動きは速く、ガンガン獲物を食べるように企業買収していきます。
 
今回のテーマであるTwitterは、カピバラあたりかな。ライオンのFacebookが2006年から広告販売を始めて、高笑いしているというのに、Twitterカピバラは知らんぷり。赤字を非難されて、広告を始めたのは2011年、しかも、一部の代理店を通じてしか出稿できないという、ヤル気ナッシング設定でした。
 
が、そんなカピバラTwitterは赤字経営が続いています。(参照:ガベージニュース)マイクロソフトが買収か!?といったニュースも流れるまでになりました。こりゃまずいと(たぶん)、2015年11月、アカウントを持っていれば、誰でも広告が配信できる「セルフサービス式のTwitter広告」の提供をスタートしました。
 
広告の炎上問題から垣間見える"Twitterの強み"01
 
引用:Twitter Blogs/「セルフサービス式のTwitter広告」を提供開始
 
これで、中小企業や個人企業、なんなら一般の個人でも広告できるようになって、出稿側としてはラクになり、広告増えました。これで万々歳! かと思えば、今度は別の問題が……。
 
広告の炎上問題から垣間見える"Twitterの強み"02
 
広告の炎上問題から垣間見える"Twitterの強み"03
 
「広告でTwitterのタイムラインが汚れている」、ということが話題になっちゃったんですね。一部ではクライアントの実名入りで「うざい」とツイートされちゃってます。これはコワい…。
 
 
MRCの調査でもこんな数字が。
 
広告の炎上問題から垣間見える"Twitterの強み"04
 
参考調査:モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年10月度)(2016.11.2)
 
SNSのタイムライン広告で一番不人気なのは、Twitterで、不快感を感じる人は4割超え・・・。
 
と暗い話が続いてますが、一方で人気を集めたTwitter広告もあります。それがこちら。
 

広告の炎上問題から垣間見える"Twitterの強み"05
 
引用:ねとらば/「Twitterに不快な広告多い」というTwitter広告に賞賛の声 「正しい課金方法」「最高」
 
一般消費者が広告費500円で、Twitter広告の改善をお願いするという荒技な広告。大きな反響を呼びました。
 
広告の炎上問題から垣間見える"Twitterの強み"06
 
うーん。Twitter広告、キビシイのかなぁ・・・。・・・。
 
でも、よく見ると・・・リツイート6,000件 !?コレはスゴい。
 
炎上したりしているところはあるものの、この「起爆力」こそがTwitterの強み。これをマーケティングに生かし切る方法はないものか? 今回はそこのところを考えてみました。まずはTwitter広告のおさらいから。
 

 
 
 

国内で4000万人、若年層に人気のTwitter

 
まず、Twitterユーザーの数と特徴からご紹介しましょう。
 
 

<Twitterのユーザー数(MAU)>

 
国内4000万人/世界3億2800万人 
 
※国内=Twitterのツイート(2016年11月)、世界=IR資料(2017年4月)
 


 
中の人がツイートで浮かれている通り、メディアの規模を表す、MAU(月に1回以上サービスを利用した人の割合)は、国内で4000万人超。Facebookの2800万人より多いんですね。ただ、世界ではFacebookの20億人に対して3億強と大差をつけられています。ちなみに、LINEは7000万人、Instagram(インスタグラム)は2000万人。
 
※各種公式発表より
 
 

<Twitterのユーザー層>

 
総務省の情報通信政策研究所が2017年7月に発表した「平成28年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の結果から、どんな人がTwitterを使っているのかを見ると、10代、20代と若年層の利用が目立ちます。後で出てきますが、ユーザー数自体は30代や40代も多いのですが、利用率が高いのは若年層です。MRCの調査結果も傾向としては同じです。
 
use-twitter
※引用:ガベージニュース(2017/08/01)

 

 
 
 

「非課金エンゲージメント」というすごい武器があるTwitter広告とは?

 

Twitter広告の特長は、課金方式です。エンゲージメント課金という方式だと、広告が表示されて課金されるのではなく、ターゲティングされたユーザーに広告が表示され、ユーザーがその広告に対して「リツイート」や「返信」といった行動(エンゲージメント)を起こしてはじめて課金されます。そして、リツイートを見た人がその広告をさらにリツイート(2次拡散)しても課金されません。そのため、拡散すればするほど無料で広告を見る人が増えていきます。これが「非課金エンゲージメント」という魅力的な仕組みです。
 
 

<Twitter広告の場所>

 
Twitter広告は、Twitterのタイムラインや、「おすすめユーザー」、「おすすめトレンド」部分に表示されます。
 
・パソコン表示の場合
 
20171019-1
 
 
・スマートフォンの場合
 
20171019-2
 
赤枠で囲んだところがTwitter広告部分です。広告には「プロモーション」という文字が表示されているので、すぐわかります。3種類の広告がありますね。
 

[1]プロモアカウント

アカウント名を「おすすめユーザー」の上部に表示する権利のことです。フォロワー獲得が目的で、出稿者アカウントに対する「フォローする」ボタンがクリックされたら課金。料金はオークション制で、単価40円からですが、実際には100円前後と言われています。
 
広告を表示するユーザーを細かく設定できます。ターゲティングと呼ばれますが、詳細に絞り込んで出稿することが可能です。国や地域(関東、東京、東京23区など)、性別、端末やプラットフォーム、キーワード、アカウントなどが設定できます。
 

[2]プロモツイート

タイムライン上や、検索結果上に載る広告ツイートです。これが一番なじみがありますね。クリック課金で、リンクへのアクセスのほか、「フォローする」「返信」「いいね」や「アプリインストール」などで課金されます、費用は40円以上、こちらもプロモアカウント同様、実際には100円前後と言われています。
 
ターゲティングは上のプロモアカウントと同様で、細かく設定できます。
 

[3]プロモトレンド

「おすすめトレンド」(話題のキーワード)欄の上部に表示され、自社の商品やサービス、キャンペーンなどを、ハッシュタグの形で広告できます。費用は固定制で、日本時間の0~24時の1日中、全Twitterユーザーに表示して、420万円。
 
プロモトレンドは、プロモアカウントやプロモツイートのように細かいターゲティングはできず、国単位での地域設定、配信時間帯のみが設定可能です。
 
 

<Twitter広告に向く商品やサービス>

 
SNSはユーザー層の違いから、効果が期待できる商品やサービスが変わります。
 
Twitterの場合は、若年層のプライベート利用に強いので、
・映画やテレビ番組、マンガなどエンタメ系
・ファッション
・ペット
・美容
・旅行
・食品や飲食店
・ゲーム
などが特に向いています。
 
 

<Twitter広告の成功事例>

 
次に、どんなマーケティング、プロモーション手法が成功しているのか、事例を見てみましょう。まずは、「広告」ではなくTwitterアカウントの運用で集客に成功した事例から。
 
 

○「道草屋」 日常系ツイートでファンをつくり来店客の2割がTwitter経由に

 
「道草屋」 日常系ツイートでファンをつくり来店客の2割がTwitter経由に
 
引用:「道草屋」Twitter
 
一見すると、トライアスロンが趣味の人、のようなツイートが並ぶ、このアカウント。仙台の日本茶カフェのオーナーが、ほとんど店の宣伝をすることなく、ひたすら日常を投稿。ゆるめの内容(「急須割ったぁぁぁぁぁぁぁ」など)にファンが多く、来店客の2割、売上げの半分近くがTwitter経由だとか。地方の中小店舗でも効果があるというセルフ型運用広告ならではの事例です。
 
参照:「smmsendai」/ゆるい「つぶやき」で常連が集まる ~日本茶カフェ「道草屋」さんの事例
 
 

○「モバーシャル株式会社」 BtoBのTwitter広告でも2カ月でフォロワーが5倍!

 
「モバーシャル株式会社」 BtoBのTwitter広告でも2カ月でフォロワーが5倍!
 
引用:「モバーシャル株式会社」公式Twitter
 
 
次はBtoBの事例を。Twitterは、Facebookなどに比べ、ビジネスユースは少ないですが、実は30代以上のビジネスパーソンの利用も多く、けっこう情報収集やテストマーケティングなどで参考にしているという人は多いみたいですね。私のまわりも結構います。
 
Twitter広告の成功事例
 
引用:「Twitter公式サイト」/Twitterユーザーの属性
 
紹介する「モバーシャル」さんは、企業のプロモーション動画を専門に扱う映像制作会社。10年以上に渡るデジタル映像制作のノウハウをオウンドメディア上で記事にして、自社のTwitterアカウントではその記事更新告知、Twitter広告はオウンドメディアへの誘導として配信、という構成。
 
結果、2カ月でフォロワー数は5倍に!しかも、1フォロワーの獲得費用が数十円で収まったとか。いいじゃん。
 
参照:「YAHOO! JAPANマーケティングソリューション」/【事例】Twitter広告で記事を拡散。2カ月でフォロワー数を5倍に(2015.09.02)
 
 
「あれ、獲得資金が数十円って、上の説明では単価100円ぐらいって書いたあったけど」と思われた方もいるでしょう。そう、それがTwitterの最大の特長である「非課金リツイート」の威力。
 
「非課金エンゲージメント」CPAやCPE、CPIといった獲得単価が安くなるというワケ。Twitterは匿名も複数アカウントもOKの開放的で自由なメディア。なので、内容次第ですが、当たれば数多く拡散され、このプレミアムな恩恵を享受できるんです。
 
ではこの「非課金エンゲージメント」、もう少し詳しくご紹介します。
 

 
 
 

非課金エンゲージメントを掘り下げてみる

 
先ほど紹介した、500円で「Twitter広告を改善する」ためのTwitter広告を流した話、覚えてますでしょうか。
 
あれなんかは典型的な「非課金エンゲージメント」です。
 
500円なんで、表示も大してされなかったでしょうし、資料写真では「7リツイート&4いいね」です。
 
それが、その後、「7000リツイート&3000いいね」に爆発的に拡散されましたが、コレの大半は無料、プライスレスです。
 
Twitter広告の課金方式には5種類あって、それぞれリツイートの課金の有無が多少違ったりするんですが、一般的な「エンゲージメント課金」の場合、図のように、1人目めの直接ツイートが届いたユーザーのリツイートやいいね、は課金されますが、それ以降は無料、それが「非課金エンゲージメント」です。
 
非課金エンゲージメントを掘り下げてみる
 
引用:YAHOO! JAPAN プロモーション広告 公式ラーニングポータル
【Twitter広告】企業とユーザーの絆を深める「Twitter広告」

 
 
それではこの「非課金エンゲージメント」に成功した事例を紹介しましょう。
 
 

○「タウンワーク」 珍しい仕事をコンテンツ化してCVRを10倍に!

 
「タウンワーク」 珍しい仕事をコンテンツ化してCVRを10倍に!
 
引用:「激レアバイト by タウンワーク」Twitter
 
 
「激レアバイト」のタイトルで、「宇宙ロケット打ち上げサポート」、「アニメの声優」「益若つばさの1日マネージャー」といった、憧れの仕事を1日3万円で実際に募集してしまう企画。ワタシもこのTwitter広告を見て応募しそうになりましたよ、宇宙バイト。
 
「タウンワーク」 珍しい仕事をコンテンツ化してCVRを10倍に!02
 
引用:「Twitter公式サイト」マーケティング
 
ワタシのようなお調子者も多かったようで、大きな反響を呼びました。ネタっぽいものばかりでなく、老舗酒造の杜氏といった、人材難ながらも若年層には馴染みのない仕事も紹介しているところがまたエラい!
 
が、上の写真でも、課金対象になるのは「15リツイート&33いいね」です。2次拡散パワーがいちばんスゴかったと言われる、「1日益若つばさのマネージャー」募集でも・・・。
 


※初出公開時はTwitter広告によるプロモツイート
 
これでも課金対象になるのは「134リツイート&725いいね」。ここからの拡散パワーがTwitterの魅力。友だちの友だちの友だちの・・・と、大元のツイートを知らなくても、どんどん拡散してくれるわけです。
 
タウンワークさんは、このように仕事募集をコンテンツ化し、ネタにしてもらって「非課金エンゲージメント」を獲得することで、CVR(コンバージョン率)10倍、新規率(通常50%)70%、CPA(顧客獲得単価)160%改善を達成しましたそうです。
 
 

○「グッドフェローズ」 ユーザー参加型コンテストでファミリー層にヒット!

 
「グッドフェローズ」 ユーザー参加型コンテストでファミリー層にヒット!
 
引用:「タイナビ総研」Twitter
 
次は、参加型企画による「非課金エンゲージメント」で成功した企業の例を。
 
太陽光発電一括見積もりサービス「タイナビ」を運営する、株式会社グッドフェローズさん。2014年から夏休み限定で開催する、小中学生を対象とした「タイナビ自由研究・絵画大賞」をプロモツイートで広告。夏休みの課題にできそうということと、国内旅行や家庭用プラネタリウムなどの賞品の魅力もあって、リツイートで幅広いユーザーに拡散、キャンペーンページに多くのユーザーを集客できたとか。2015年、2016年の夏にも続いていることから、効果の高さが伺えます。
 
同社はもともと30代以上の男性をターゲットとしていたそうですが、顧客層拡大を狙い、ファミリー層に受けそうなユーザー参加型企画を立ち上げ、多くの主婦がフォローしているアカウントを「フォロワーターゲティング」で設定して、プロモツイートを仕掛けるという考えられた戦略です。
 

「良い広告(ユーザーに利点のあるもの)ならインターネットユーザーが勝手にリツイートして広げてくれるということを実感しました。低単価で幅広いユーザーにリーチできた点を一番評価しています」

引用:YAHOO! JAPANプロモーション広告/公式ラーニングポータル
[出稿企業に学ぶ成功戦略]Twitter広告の強みは“低単価で幅広いユーザーにリーチできること” 株式会社グッドフェローズ
(2016.05.19)

 
さて、MRCの調査データでもTwitterの「つよみ」をさらに掘り下げてみます。
 

 
 
 

MRC調査からわかったTwitter広告の使いどころ

 
まず、Twitterがどの程度利用されているのか、MRCによる調査結果をもとに、年齢層別&経年比較で見てみます。
 
MRC調査からわかったTwitter広告の使いどころ01
 
MRC調査からわかったTwitter広告の使いどころ02
 
MRC調査からわかったTwitter広告の使いどころ03
 
MRC調査からわかったTwitter広告の使いどころ04
 
参考調査:モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年8月度)(2016.9.13)
 
10代~20代のTwitterの利用率は 6割近くで、LINEに次ぐ2位。30代でFacebookに僅差で抜かれ、Instagramには猛然と追い上げられ、40代ではLINEの半分程度、という状況です。そう、10代~20代はLINEと「Twitter」なんです。
 
では、どんな使い方をしているのか。
 
それは「検索」です。
 
MRC調査からわかったTwitter広告の使いどころ05
 
MRC調査からわかったTwitter広告の使いどころ06
 
参考調査:スマートフォンでの検索に関する調査結果(2016.5.27)
スマホで検索をする際に使うのは「Google」?「SNS」?
 
 
若年層はGoogleではなく、Twitterで検索するんです。特に「ひまつぶしのネタ」の10代女性なんて、Twitter:Google=68.1:8.5で圧勝です。7倍とかですよ!検索を「ググる」ではなく「ツイる」と呼ぶ日も近いかもしれません。
 
この調査は、ほかにも興味深い数字でいっぱいなんですが、Twitterがらみの若年層の生態をいくつか。
 

  • 10代は興味のあるタレント、モデル、俳優の話題はTwitterで検索
  • 世の中の話題も10代の6割がTwitterで検索
  • 口コミネタもTwitterで検索
  • SNSネタになるようなファッション情報、グルメ情報もTwitterで検索
  • 10代は気になった情報はTwitterで積極的に拡散するし、流れてきた情報をFacebookやインスタよりも購買の参考にする

 
見えてきましたねぇ。
 
Twitterの強みは「拡散力」。そして利用しているのは「若年層」。
 
つまり、(「若年層」+「拡散力」)×「非課金エンゲージメント」=広告効果の最大化
 
ってことです。
 
問題はどうやって「拡散」させるか、ですよね。ご安心ください。ひとつご提案がございます。
 

 
 
 

Twitter広告のパフォーマンスをフル活用するには?

 
では、どうすれば「非課金エンゲージメント」獲得に成功するのかーー。
 
クリエイティブが重要なのは大前提。今まで出した例で、普通に商品やサービスを紹介した企画はありません。それぞれしっかり練って、しっかり準備されています。
 
そして、出稿の際にしっかりターゲティングし、効果が見込めるユーザーに届けることも重要です。Twitterはビジネスというよりは趣味やプライベートで利用されることが多く、より嗜好性が高いメディアだと思うので、「興味関心」によってセグメントすることをお勧めします。自分の興味関心のある内容であれば、広告でもアクションを起こしてもらえる確率が高まりそうですよね。
 
twitter-set
※Twitter広告の設定画面より
 
そのうえで、ワタシは「動画」をプッシュします。
 
特に10代は他の世代に比べ、動画視聴率が高いのが特徴。消費するコンテンツ中の動画比率が高い、息をするように動画を見る世代つまり「動画ネイティブ世代」といっても過言ではありません。
 
それは、動画広告に対しても同様で、10代は動画広告への「能動的な反応度合い」が高くなっています。たとえば、2016年5月に導入された、YouTubeの6秒動画広告に対しても、「6秒ぐらいなら離脱要因になりにくい」と答えた人が、他の年齢層よりもかなり高くなっています。
 
Twitter広告のパフォーマンスをフル活用するには?01
 
Twitter広告のパフォーマンスをフル活用するには?02
 
参考調査: モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年2月度)(2016.3.4)
YouTubeの新しい6秒間広告は、約4割が「離脱要因にはなりにくい」
 
 
動画の中でも、若年層に人気なのが、「ライブ動画」。テレビでもなく、パソコンでYouTubeでもなく、「niconico」や「ツイキャス」といったライブ動画配信アプリを10代の3割が利用しています。
 
Twitter広告のパフォーマンスをフル活用するには?03
 
参考調査: モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年2月度)(2016.3.4)
Instagram広告閲覧者の2割が、動画広告からアプリをダウンロード
 
ライブ動画はイベント性があり、参加意識も出ることから、拡散されやすい特徴があります。このパワーを拡散力につなげない手はありません。
 
Twitterの拡散力をフルに活かす。その突破口となるのは「ライブ動画」ではないでしょうか。
 
ということで、Twitterでの非課金エンゲージメントに成功した動画マーケティングの実例を見ていただきましょう。
 
 

○「好きっていいなよ。」 映画の名場面6秒動画が12万回再生!

 
「好きっていいなよ。」 映画の名場面6秒動画が12万回再生!01
 
 
引用:「映画『好きっていいなよ。』公式」Twitter
 


 
ハイ、とっても美しい映像でした。
 
松竹株式会社さんは、映画「好きっていいなよ。」をTwitterでプロモーション。特に「Vine動画」(6秒間の短いループ動画を投稿できる動画SNS)が人気で、800回近くリツイートされ、再生回数は12万回を超えたとか。Vine、サービス終了(2017年1月)しなくてよかったと思うけどなぁ・・・。
 
プロモツイートでは、映画のターゲットである、「少女漫画、恋愛関連の映画やコンテンツを発信するアカウント」、「ティーンや女性が好みそうな雑誌やファッションブランドのアカウント」、「出演者の名前や、恋愛コンテンツ名などのキーワード」でターゲティングを行い、最大38.14%のエンゲージメント率を記録したそうです。
 
参照:「movie TIMES」Twitter広告の基本と実践!3つの広告種類と動画キャンペーン成功のための5つのポイント(2016.1.18)
 
 

「バブルラン」 イベント告知に動画を使い爆発的な効果!

 
「バブルラン」 イベント告知に動画を使い爆発的な効果!01
 
引用:「バブルラン【公式】」Twitter
 


 
「するスポーツ」に特化し、アマチュア向けスポーツイベントの企画・運営を得意とする、株式会社スポーツワンさん。同社主催の、泡まみれになって走るファンランイベント「バブルラン」は20代前半の女性がメインターゲットであるため、Twitterで動画広告を展開、大きな効果を上げたとのこと。
 

「バブルランの場合はプロモーション動画のツイートの拡散力が高かったです。動画を使うのも商材によっては効果的ではないかと思います」
「Twitter広告は、短期的に爆発的な効果が得られることが特長と捉えているので、一気にユーザーを集めたり、興味を引いたりしたい時に活用していきたいと考えています」

 
参照:「YAHOO! JAPAN プロモーション広告 公式ラーニングポータル」
[出稿企業に学ぶ成功戦略]プロモーション動画を使って、リツイートが430件、お気に入りが730件 株式会社スポーツワン「バブルラン」(2016.5.19)

 

 
 
 

Twitter広告の出稿方法

 

ここからは実際にTwitter広告へ出稿する方法をご紹介しておきます。大きく分けて、「セルフサービス式」と「Yahoo!プロモーション広告経由」の2種類があります。両者の併用はできないので、違いを簡単に説明します。
 
1)セルフサービス式
自分で画面設定、クリエイティブ作成、運用まで行う方式。何か一部だけを広告代行会社などに頼むことも可能です。
・決済:クレジットカード、デビットカード
・手数料:なし
・サポート:オンラインのみ
 
2)Yahoo!プロモーション広告経由
Yahoo!の広告プラットフォームを通じて出稿、運用を行う方式です。
・決済:クレジットカード、デビットカード、銀行振込
・手数料:アドミストレーションフィーが必要
・サポート:オンライン、電話
 
 

Twitter広告への参加資格

 
Twitter広告に出稿するためにはいくつかの資格条件をクリアしておく必要があります。
 
① Twitter広告への参加資格がある国と言語であること
  もちろん日本と日本語は大丈夫です。
② 一定期間のアカウント使用歴があること
  Twitter広告を掲載するアカウントのTwitterプロフィールを完成させ、2~3週間かけてTwitterの活用方法に慣れる必要があります。
③ アカウントのステータスが「公開」であること
 
 

Twitter広告への参加資格

 
規定で広告を禁止されている製品やサービスもあります。
 
・違法な製品およびサービス
・安全でない可能性、または虚偽に通じる可能性のある製品やサービス
・「簡単にお金が手に入る」などの、誤解を招く宣伝や虚偽的な宣伝
・ユーザーに自分のログイン情報の共有やスパムの投稿を促す宣伝
・成人向けまたは性的な製品およびサービス
・薬物および麻薬道具
・絶滅危惧種を使用した製品
・憎悪や敵意を表すコンテンツ、慎重な扱いを必要とするトピック、および暴力的な内容
・スパイウェアおよび違法なハッキング
・タバコとタバコ用品
・不正なチケット販売
・武器、および武器に関連する用具
・米国の貿易制裁措置および米国輸出規制法の対象国をターゲティングした広告および対象国での広告主アカウント
 
制限が設けられている製品やサービスもあります。
 
・アルコール関連のコンテンツ
・金融サービス
・賭博関連のコンテンツ
・健康および医薬品に関する製品とサービス
・政治キャンペーン
 
より詳しい内容は下記をご覧ください。
Twitter ヘルプセンター|Twitterプロモ商品ポリシー
 
 

Twitter広告の出稿設定

 
出稿が決まったら、Twitterのページの「Twitter広告」というボタンから設定画面に移行し、以下のように設定していきます。
 

1)キャンペーンの目的を選択

 
Twitterが広告の目的として推奨しているのは、下の6つ。それぞれ課金方法が違います。
 
camp-to
 
○ブランド認知度の向上
広告表示ごとのインプレッション課金(CPM)です。そのかわり、エンゲージメント(リツイートなど)は課金されません。
 
○フォロワー(獲得)
フォロワーが一人増えるごとに課金されるタイプです。それ以外、インプレッションやエンゲージメントでは課金されません。
 
○プロモビデオ再生数
GIF画像、VINE、動画視聴を促進するもので、動画再生時に課金されます。課金となる再生の基準は、「動画全体が表示された状態で3秒以上再生」「全画面表示」です。再生以外は課金されません。
 
○ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
Webサイトへの誘導を促すもので、リンクへのクリック課金です。それ以外では課金されません。
 
○ツイートのエンゲージメント
プロモツイートに対する初回エンゲージメント(リツイート、お気に入り、返信)に対してのみ課金されます。
 
○その他
「アプリのインストール数またはアプリの起動回数」など。左の場合、アプリのクリックまたはインストールに対してのみ課金されます。
 

2)キャンペーン作成

 
目的が決まったら広告キャンペーンを設定していきます。
 
camp-make
 
①予算設定
 
まずは予算です。
・1日の予算を決める
・キャンペーンの期間(開始日時と終了日時)を決め、キャンペーン総予算を決める
のどちらかで選びます。
 
Twitter広告の料金は自動入札というオークション形式なので、事前に金額がはっきりわかりません。競合の予算や広告の質などでリアルタイムに変動します。そこで、上限予算を1日か総予算で決めておきます。
 
いくらにするかは予算や成果目標次第ですが、Yahoo!プロモーション広告では、最低でも月間3万円(1日=100円)は必要とされています。
 
②クリエイティブを選択
 
以前のツイートを選択するか、新たに作成します。
 
③ターゲティング
 
広告のターゲットを様々なテーマでセグメントしていきます。
 
targetting
※Twittter広告の設定画面(元のキャンペーンフォーム)より
 
・地域を選択
・性別で絞り込む
・言語で絞り込む
・端末、プラットフォーム、携帯電話会社を選択
といった基本的な属性に加えて、
・フォロワー(選択したアカウントのフォロワーとその類似ユーザーで絞り込む)
・興味関心
・テイラードオーエディエンス(保有する顧客リストまたはタグデータを活用してターゲティング)
・ユーザーの行動履歴
・イベントターゲティング(興味があるイベントで絞り込む)
 
などでターゲティング可能です。
 
④入札額と予算を設定
 
そして、入札タイプを「自動入札」か「上限入札単価」かを決めます。
 
自動入札とは、予算内でできるだけ多く広告が表示され、最低金額で最適な結果を得られるように入札額が自動で設定される方式です。しかし自動入札だと、競り上がって単価が高くなってしまう場合があります。
 
そこで、上限入札単価を選び、上限を手入力する方法があります。Twitterでは、80~100円程度の入札上限額が推奨されています。1日の予算、キャンペーン総予算との兼ね合いで低めに設定しておき、後から変更することをお勧めします。
 
と、ここまで設定すれば、Twitter広告をスタートできます。

 

 
 
 

Twitter広告の入稿規定

 

最後に、Twitter広告のクリエイティブの入稿規定をご紹介します。
 
以下、画像はすべて、「Twitterビジネス|Twitter広告で使える各クリエイティブの特徴」より引用。
 

文字のみのツイート

 
plain-tweet
 
文字数:日本語で116文字まで。24文字分はリンクアドレスに使われ、合計140文字以内
 
 

単一の画像付きツイートおよびGIF画像

 
specs-6
 
文字数:本文116文字+リンク24文字=計140文字
ファイル形式:JPG, PNG, GIF(BMP、TIFFは使用不可)
最大ファイルサイズ:3MB
画像の最小サイズ: 600×335ピクセル
画像の推奨サイズ: 1200×628ピクセル
 
 

複数の画像付きツイート

 
複数の画像を組み合わせて表示するタイプです。スマホとPCで複数写真の並べ方が違います。
 
<共通>
文字数:本文116文字+リンク24文字=計140文字
ファイル形式:JPG, PNG, GIF(BMP、TIFFは使用不可)
最大ファイルサイズ:1048KB(1.048MB)
画像の最小サイズ: 600×335ピクセル
画像の推奨サイズ: 1200×628ピクセル
 
<スマホ(モバイル)>
specs-7
 
縦横比: 画像が2つの場合は、どちらも横7:縦8の縦横比で左右に並べられます。画像が3つの場合は、左側に横7:縦8の画像が1つ、その右側に横7:縦4の画像が上下に2つ並べられます。画像が4つの場合は、それぞれ横2:縦1の縦横比で上下左右に並べられます。
 
<PC(デスクトップ)>
specs-8
 
縦横比: 複数の画像付きツイートは横1:縦1にトリミングされます。画像が2つの場合は、左右に並べられます。画像が3つの場合は、左側に横1:縦1の大きな画像が1つ、その右側に横1:縦1の画像が上下に2つ並べられます。画像が4つの場合は、左側に横1:縦1の大きな画像が1つ、その右側に横1:縦1の画像が縦に3つ並べられます。
 
 

プロモビデオ(動画)

 
specs-5
 
文字数:本文116文字+リンク24文字=計140文字
タイトル(動画下に表示): 70文字以内
説明(動画の下に表示): 200文字以内
ファイル形式: MP4またはMOV
推奨ファイルサイズ:1GB未満
動画の長さ:通常・2分20秒以内、一部のアカウントでは10分以内
推奨動画コーデック:4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル
推奨フレームレート:29.97FPSまたは30FPS
推奨動画ビットレート:1080pの動画で6,000k~10,000k(推奨6,000k)、720pの動画で5,000k~8,000k(推奨5,000k)
推奨オーディオコーデック:AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨縦横比: 横16:縦9
 
サムネイル画像(縮小版画像)
ファイル形式: PNGまたはJPEG
推奨縦横比: 横16:縦9
最小サイズ: 横640 x 縦360ピクセル
最大サイズ: 5MB
 
◎Twitterカードについて
TwitterやFacebookではOGP(Open Graph Protocol)という仕組みがあります。サイトにOGP設定しておくと、SNSでシェアされたときに、URLアドレスを認識して、設定されたタイトルや画像、説明文が表示されます。設定しない状態(画像上)と、設定した場合(画像下)では広告効果は大きく違います。
 
set-ogp
引用:ferret
 
OGPの仕組みを使ったツイートが、Twitterカードです。広告でも利用でき、リツイートされた場合などに、拡散したフォロワーのタイムラインにも、画像を含めてサイトの告知が表示されます。
 
 

ウェブサイトカード

 
websitecardfeb
 
文字数:本文116文字+リンク24文字=計140文字
ウェブサイトのタイトル: 70文字以内(50文字以内だと、ほぼすべての端末やアプリでタイトル全体が表示される)
ファイル形式:JPG, PNG, GIF(BMP、TIFFは使用不可)
最大ファイルサイズ:3MB
画像サイズ: 横800 x 縦418ピクセル
 
 

イメージアプリカード

 
specs-4
 
文字数:本文116文字+リンク24文字=計140文字
画像サイズ: 横800 x 縦418ピクセル(最大3MB)
ファイル形式:JPG, PNG, GIF(BMP、TIFFは使用不可)
アプリ名/価格: アプリストアから取得された情報が自動的に表示されます。
アクション誘導オプション: インストール(アプリがインストールされていない場合の初期設定)、起動(アプリがインストールされている場合の初期設定)、プレイ、購入、予約、接続、注文
 
 

大きな画像付きの概要カード

 
sumcard
 
ツイート本文: 116文字以内(24文字分は画像に使われます)
タイトル: 表示されるのは最初の70文字のみ
説明: 表示されるのは最初の200文字のみ
画像サイズ: 横280 x 縦150ピクセル(最小)、最大1MB
ファイル形式:JPG, PNG, GIF(BMP、TIFFは使用不可)
縦横比: 横2:縦1
 
 

ビデオアプリカード

 
上の「プロモビデオ」同様
 
 

カンバセーショナル広告

 
カンバセーショナル広告とは、ユーザーが魅力に感じるようなプレミアムコンテンツを配信し、拡散を促す広告です。こんな流れで機能します。
 
・1/アクションボタン(画像下の「Tweet~」)付きのツイートが表示される
・2/そのままか、本文を書いて、「Tweet」ボタンを押す
・3/プレミアムコンテンツへのリンクが表示され、ユーザーがそのコンテンツにアクセスできるようになる
・4/そのユーザーのフォロワーのタイムラインにツイートが表示される
 
convo-ads-2
 
文字数:本文116文字(24文字分は画像に使われます)
ファイル形式:JPG, PNG, GIF(BMP、TIFFは使用不可)
最大ファイルサイズ:3MB
画像の最小サイズ: 600×335ピクセル
ハッシュタグ:21文字以内
入力済みアカウントツイート:116文字以内
見出し:23文字以内
お礼のコメント:23文字以内
お礼のURL(省略可):23文字以内
動画(使用する場合): 「プロモビデオ」参照
画像(使用する場合): ファイルサイズ・3MB、縦横比・横5:縦2、画像サイズ・横800 x縦320ピクセル、ファイル形式・ JPEG&PNG&アニメーションでないGIF画像
 
 
と、詳しくに説明してきましたが、Twitterは文字数が140文字までと短く、画像や動画もほぼ1点のみ。クリエイティブのインパクトが勝負の鍵を握ります。しっかりターゲティングで絞り込みを行ったうえで、短い時間でユーザーを引き込める広告を提示しましょう。
 
それってどうやればいいの?っていうところは、またMRCでも継続的に調査していきますので、お楽しみに。
 
 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。気になった調査がありましたら、ぜひダウンロードしてください。記事に共感いただけましたらシェアやFacebookページのいいね!もぜひお願いします。

 
参考調査:スマートフォンでの検索に関する調査結果(2016.5.27)
スマホで検索をする際に使うのは「Google」?「SNS」?

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