【今ならブルーオーシャン】LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」を試したくなる調査結果をお見せします!
【記事要約】
2016年6月にスタートした、LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」。新たなインフィード広告として注目を集めています。今回は、そんな「LINE Ads Platform」の魅力について、独自の調査結果を踏まえて、紹介します。記事を読むとLINEの広告に出稿したくなるかも??ぜひ参考にしてください。
目次:
- LINEの運用型広告がはじまった件
- さくっとLINE広告の盛り沢山メニューをチェック
- MRC調査でわかった「LINEラブ」な消費者像
- 独自のクロス集計があぶりだすLINEのリーチ力
- 事例を見てもこれは・・・
SNS同士の激しいバトルがワールドワイドに繰り広げられています。
世界的に見れば、Facebookが全人口の4分の1を押さえるという無双状態(MAU=月に1度以上使った人数=17億人!)。先行していたTwitterをなぎ倒し、Instagramを買収して大ヒットに結びつけている、我が世の春。
ただ、さすがはガラパゴス大国、日本。国内ではTwitterがFacebookの頭を押さえ、その上にはLINEが乗って、高笑いをしているという、世界的に見ると不思議な光景が広がっています。
その中でもLINEは、2016年7月に東証一部とニューヨークで株式上場さらに、新たな広告システム「LINE Ads Platform」も登場させました。さて、それってどれだけ効果的なの?が今回のテーマです。
LINEの運用型広告がはじまった件
インスタは今や勢いよく機能を増やしつつ、ユーザー数も増やしています。右肩上がり、イケイケな感じです。
2016年6月、LINEの運用型広告、「LINE Ads Platform」がスタートしてます。それまでLINEに広告を出そうとすると、数千万円以上が必要とかいう話だったんですが、今回の新システムで、比較的低予算で参入できるようになりました。
運用型広告とは、入札額や予算、広告表現などを変更しながら運用していく広告方式で、リスティング広告が代表的。SNSのタイムラインに広告を載せるインフィード広告もそうですね。電通によると、2015年のインターネット広告(9194億円)のうち、運用型広告が7割近くを占める(6226億円)とか。
引用:電通「2015年 日本の広告費」
SNSでの運用型広告といえばFacebookが導入して大きく業績を伸ばし、Twitter、Instagramも導入してます。LINEは遅ればせながらの参入。
ただ、ユーザー数とそのアクティブ度合いを考えると、ポテンシャルがあるというのは想像つきますよね。それがはたしてどれくらいなのか、MRC調査の結果から浮き彫りになりました。
まずはLINE広告のおさらいから。
さくっとLINE広告の盛り沢山メニューをチェック
<LINEのユーザー数(MAU)>
国内6800万人/世界2億2000万人
引用:LINE 2016年10月-2017年3月媒体資料
メディアの規模を表すMAUは、世界では2億2000万人。ただ、そのうちMAU上位4カ国(日本・台湾・タイ・インドネシア)で1億5700万人と、7割を超えます。2015年から、その4カ国に集中して展開しているからでしょうかね。
結果、日本ではまぁ強い強い。MAUはダントツ1位。特にスゴいのが、DAU(毎日使っている人)が71%ってところ。5000万人近くが毎日使ってるって、赤ちゃんとかシニアの方を除くと、だいたいの人が毎日立ち上げてるぐらいの数字ですよね。
そんなーザーの支持を背景に、LINEはいろんな広告商品をつくってます。
<LINE広告1> LINE公式アカウント
月額最低費用が250万円、スタンプ配信が2000万円から、という強気設定の「LINE公式アカウント」。
引用:LINE 2016年10月-2017年3月媒体資料
できることは、主には「ユーザーへの直接メッセージ、通知あり」と「タイムラインへの投稿、通知なし」の2種類。LINE公式アカウントとして告知されるなど、信頼感が出せます。ユーザーに根強い人気のイベントスタンプの権利も価値が高そうです。
<LINE広告2> LINE@
LINE公式アカウントと似たようなサービスに、「LINE@(ライン・アット)」があります。
メルマガのようにメッセージの一斉配信、1対1トーク、クーポン配信、ショップカード(ポイントカード的なもの)、通販(手数料4.98%)など、機能が充実してます。
「LINE公式アカウント とご提供する機能はほぼ一緒ですが、LINE上での露出階層が深いため、友だち獲得は企業・店舗様自らの工夫が重要となります。」
引用:LINE 2016年10月-2017年3月媒体資料
機能はほぼ一緒らしいですが、費用は全然違います。
引用:LINE@公式サイト
この金額ならかなり使えそう。なので、成功例もLINEのホームページにたくさん載ってます。下の例は、REISMさんという不動産の賃貸物件仲介会社。自社サイトやチラシで「友だち」を集め、毎月8件程度の内見依頼が入っているとか。
引用:「LINE@ブログ」 キーワード応答メッセージから月8件以上の内見予約アリ!賃貸物件を扱う不動産会社のLINE@活用法(2016.08.19)
<LINE広告3> LINEビジネスコネクト
引用:LINE 2016年10月-2017年3月媒体資料
LINE公式アカウントが「広くマスに告知するシステム」だとしたら、LINEビジネスコネクトは「個々のユーザーに個別にメッセージを送るシステム」。自社の顧客DBや商品DBなどと連携して、APIでLINEのシステムを利用します。
と、説明を聞くとわかりにくいですが、見れば簡単。こんな感じです。
引用:「MarkeZine」メッセージを送ったユーザーの半数以上が流入!ZOZOTOWNのLINEビジネスコネクト活用に迫る(2015/12/16)
ID連携すると、セール告知、売り切れ商品の再入荷告知などが個別にメッセージできる。そう聞くと良さげですよね。ゾゾタウンは実際、サイト遷移率がメールの2倍だったとか。
他にも、ピザが買えたり(ドミノピザ)、宅急便の再配達が依頼できたり(クロネコヤマト)しますね。
LINE的には、「公式開発パートナーに頼んで、システム開発してもらってね」のようで、料金もパートナーによって多少違うんだとか。最低で月額50万円と言われています。
LINEのプロモーション商品は他にも、「LINE スポンサード着せかえ」、「LINE コラボアカウント」、「LINE Camera」などなどありますが、そろそろ今回の本題を。
<LINE広告4> LINE Ads Platform
2016年6月からスタートした、LINEの運用型広告サービス「LINE Ads Platform」。LINEはメッセージアプリとしての印象が強いですが、これはSNSとしてのLINEに出稿するもの。
「トーク」ではなく「タイムライン」と「LINE NEWS」に広告掲載できます。それだけでなく、1000以上のメディアに広告配信できる「Hike Network(ハイク・ネットワーク)」への配信もできます。
引用:「LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料」2016年10-12月 ver. 1.0 )
●LINE Ads Platformの基本仕様
フォーマット : 静止画・動画+テキスト
CVタイプ : サイトアクセス(外部サイトも可)、アプリインストール、等(別表)
予算設定 : キャンペーン総額100万円~で、1日、1カ月の予算を設定可能
課金方式 : CPC(静止画)、CPM(動画)
セグメント・ターゲティング方法 : 年齢・性別・地域などの属性指定、興味関心ターゲティング、リターゲティング・逆リターゲティング
入稿方法 : 広告マネジャー上で写真や動画とテキストを入力
課金の単価は、基本料金(静止画=24円~、動画=400円~)があって、ターゲット・セグメントすると、倍率がかかる仕組み。結構複雑ですが、運用上は予算を決めて自動入札になるでしょう。
引用:「LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料」2016年10-12月 ver. 1.0 )
コンバージョンとしてのアクションボタンは、右下の表から選べます。これはFacebookやインスタと同じような種類です。
引用:「LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料」2016年10-12月 ver. 1.0
さて、このサービスをどう使いこなすべきか、MRCのLINEについての調査を見ていきましょう。
MRC調査でわかった「LINEラブ」な消費者像
MRCでは、SNSに関するいろんな調査をしてます。いろんな方向、切り口の調査があるんですが、どんな調査でも必ず感じるのは、「LINE強いなぁ」ってこと。もともとは女性の学生層専用的な位置づけだったですが、それがどんどん領域を広げています。まるで戦国武将を見てる感じ。日本征服じゃ、的な。
たとえば、2016年10月の月次定点調査を見ると、一番使っているSNSは圧倒的にLINE。Facebookの倍近い数字です。
どんな関係の人にどのSNSを使うかという関係性別の使い分けでも、ほぼLINEが1位。「ビジネス上の取引先や顧客」、「上司や先生」でも1位。「友人」「パートナー」とかになると、ぐーーーーんとダントツの1位です。
参照:参考調査「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年10月度)」(2016.11.02)メインで使うSNSは「LINE」、「Facebook」は同窓会用?
2016年7月のスマホアプリ調査でも、一番使っているSNSは75%の人がLINE。
「最も多く企業アカウントをフォローしているSNS」もLINEです。企業とのコミュニケーションにも一番使われていることがわかります。
参照:参考調査「スマートフォンアプリに関する実態調査」(2016.07.14)
圧倒的1位!5年後も利用中と思うアプリは「LINE」で4割が支持
そりゃそうです。2015年4月のLINE定点調査を見ると、7割以上が毎日起動してます。プロモーション・メディアとしても強いはずですね。
今回の「LINE Ads Platform」の舞台となる、「タイムライン」は4割ぐらいの人が、よくorときどき利用、「LINE NEWS」は2割の人が利用してます。2割といっても、MAU・5800万人の2割なんで、1120万人ですから、たいへんな数字です。
年齢別に見ると、やっぱり若年層に強いLINE。タイムラインも10代では半分が使っています。ただ、40代も結構使っていますね、4割を超えています。
参照:参考調査「LINEの利用に関するアンケート調査」(2015.04.02)
LINEユーザーのスタンプショップ利用率は4割以上、わずか 5ヶ月で1.4倍
でも、「タイムラインをよく使っているのは、結局は10代でも2割でしょ」と思われるかもしれません。LINE NEWSも、よく使っている人は2割いきません。
ただ、「タイムラインの利用率を加味」したとしても、LINEは“カバー率”がスゴいんです。それをクロス集計の結果でお見せしましょう。
独自のクロス集計があぶりだすLINEのリーチ力
スマホユーザーへのアンケートで、SNSアプリの使用状況をクロス集計した結果、「LINE Ads Platform」の潜在的価値の高さがわかりました。
参照:参考調査「インターネットの利用に関するアンケート(2016年11月度)」※タイムライン利用率は2015年4月調査時のものを使用
事実その1)LINEのカバー率はスマホユーザーの8割!
これだけ選択肢が多く、自由に選べる状況の中で、カバー率8割というのはスゴい数字です。スマホを使っていれば、だいたいLINEも使っている感じですからね。
事実その2)LINEのみを利用している40代、50代も意外に多い!
しかも、LINEしか使っていない人の多さを見てください。特に40代、50代では4割とかあります。その世代が使いがちと思われているFacebookのみの人って、1.9%と0%ですから。
事実その3)性別で見ると女性スマホユーザーの3割は「LINEのみ」!!
性別で分けた占有率は、男性23.6%、女性28.0%。他のアプリとの併用の組み合わせよりも、LINEしか使っていない人のほうが多いというのは驚きです。
他にも「50代のLINE利用率が、57.9%から67.9%に半年で大幅アップ」というデータもあります。
参照:参考調査「SNSの利用実態調査」(2015.10.06)
LINEは、若者だけのものではない!
日本でにおけるFacebook利用の変遷から考えると、最初はイノベーターである若者の利用率が上昇するものの、年齢が上の層が入ってくると、若者は使わなくなるのが一般的で、インスタもそろそろその兆候が見えている気もします。が、LINEは年齢層が広くなっても、若者はそのまま使い続けている。これがスゴい。
タイムライン利用率が4割、LINE NEWS利用率が2割だったとしても、カバー率、占有率をかけあわせれば、その威力は絶大だと言えそうです。
LINEのタイムラインってワカモンが見てるだけだからLINE Ads Platformって効果ないんじゃないの?と思っているそこのアナタ。カバー率の高さだけでも十分やる価値あるんじゃないでしょうか?
事例を見てもこれは・・・
「LINE Ads Platform」は、執筆時点ではまだサービスが始まったばかり。まだネットでは事例が見当たらないこともあって、様子見の会社が多いでしょう。テスト配信の事例ですが、現在(2016年12月28日)唯一公開されている、GMO NIKKOさんのオウンドメディアに掲載された事例を紹介します。
引用:「アド論 by GMO」ついに解禁となったLINE AD Platformの可能性と最新事例
ターゲティングをかけていることから、入札価格が上がり、CPCは高いものの、CTRはYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)など、他媒体よりはるかに高い結果に。
年齢層では、やはり若手、20代の配信ボリュームが高いですね。年齢が高くなると、表示は少なくなるものの、CTRは上がるようです。
引用:「アド論 by GMO」ついに解禁となったLINE AD Platformの可能性と最新事例
ターゲティングしないブロード配信だと、CPCは下がりますが、CTRも下がってしまいます。ターゲティングをしっかりして費用も効果も高くするか、ブロード配信で費用も効果もそこそこを狙うか。運用型だと、PDCAを回しながら出稿していけるので、最適なポイントを探れます。
ちなみに、LINEの中の人はこんなこと言っています。
いわば、だれも踏み入れたことがない“パウダースノーのスキー場”がLINE Ads Platformなのです。そして、このフレッシュなユーザーのタイムラインにインフィード型で自然に広告が流れてくるため、CPAが良くなる傾向にあるのです。
(LINE 上級執行役員 コーポレートビジネス担当 田端信太郎氏)
引用:「AdverTimes アドタイ」 【PR企画】(2016.12.05)
「LINE Ads Platform」は、スタート半年で既に600社以上が参画しているとか。いずれレッドオーシャンになるのは確実。やるならブルーオーシャンの今ですよ!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。各種調査結果はぜひ下記からダウンロードください。記事に共感いただけましたらシェアやFacebookページのいいね!もぜひお願いします。
更新情報を
WEBプッシュでお届けします。