おすすめマーケティング記事 おすすめ 2017.05.12

【 LINE広告事例/クール・ビジネス編 】LINEのタイムライン広告事例、36人から集めた243枚を業種別に一気見せ! <後編>

 
【記事要約】
今回も前回に引き続き「LINE広告のスクショたくさん集めて分析してみたよ」企画です。前回は「怒濤の女子力編」でしたが、今回は「クール・ビジネス編」。人材や金融、不動産など比較的「ビジネスライク」な広告にフォーカスをあてて分析してみました!
 
 
 
目次:

 
 
 
<< 前回・怒濤の女子力編のあらすじ >>
 
LINEのインフィード(タイムライン)広告「LINE Ads Platform」が登場以来、MRCではなんとか攻略法を編み出そうと調査を行い、記事をつくってきた。マーケターへの調査でもLINE広告への期待は高い。しかし、ネットで調べてもなかなか事例がみつからない。胃が痛い毎日だった。しかし、その問題への解決策は突然訪れた。「そうだ!「自分たちで集めればいいんだ!」えー、長々すいません。まぁ要するに、MRC編集部周辺の年齢性別、未既婚バラバラの36人に頼んで、「忙しいんだけどなぁ」とか言われながら、「まぁまぁそこをなんとか」言いながら、243種類のタイムライン広告を集めて一気にお見せしましょう、という企画です。
 
前回は「怒濤の女子力編」。美容とかダイエットとか、比較的女性ターゲットっぽい業種の事例をどどーんと紹介しました。最終回の今回は、「クール・ビジネス編」。比較的ビジネスっぽい業種の事例を紹介していきます。
 
そうそう、LINE広告とはですね、
 
LINE Ads Platform
引用:LINE AD CENTER「LINE Ads Platform 2017年4-6月」
 
「LINE Ads Platform」のインフィード(タイムライン)広告で、LINEのタイムラインと、LINE NEWSのタイムラインに流れてくる広告です。ちなみに広告のビジュアル部分の右下に音量のレベルゲージみたいなのがある広告は「動画広告」です。


 
 
 
 

LINE広告243枚のスクショを15の業種に分類してみたよ<後編>

 

今回は「クール・ビジネス編」。業種はクールでも。クリエイティブはホットなものが並ぶことを期待して、まずはゲーム広告から。
 

※比較調査のために、弊社で撮影したスクリーンショットの画像を引用しています。
※クリック(タップ)して大きい画像が見られます。

 
 

ゲーム:43件(動画:23件)

 
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前編の美容業界でもディズニー。今回のゲーム業界でもディズニー。大人気です。まちがい探しゲームって、そのぐらい簡単なほうがスマホでは遊びやすいのでしょうか。
 
 
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ゲームは年齢でターゲティングした広告が多いです。「30代~50代がハマる」とか同じゲームでハマっている年齢だけが違う広告も。まぁ他の年代に受けてないと言っているワケではないので、別にウソはついてないですが。
 
 
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「大人がハマる」「40~50代がハマる」などなど、これだけ年齢ターゲティングした広告が多いということは、効果あるんでしょうか。ワタシは、いっそのこと「赤ちゃんに大人気」とかいう、全然自分に関係ないほうが興味を惹かれますが。
 
 
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ミステリーゲーム、パズルゲーム、くじなど、スマホゲームは本当にシンプルなものが多いですね。今後、VR(ヴァーチャル・リアリティ)ゲームが出てきたら、センサーをたくさん搭載しているスマホの可能性は広がるかも。余談ですが。
 
 
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ゲーム広告の特徴は、まず動画が多いこと。ゲームのやりこみ動画がすっかり定着していることでもわかるように、ゲームと動画は相性良いですね。アプリインストール広告がほとんどというのも特徴。表現は「インストール」「ダウンロード」とありますが、どちらが効果がいいんでしょうか。個人的には「インストール」のほうが抵抗感が少ないです。それから、一時期多かったブラウザゲームがほとんどないのも見て取れますね。

 
 

人材:20件(動画:2件)

 
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なぜかバイトルの「日払いバイト」が多い結果に。これらの広告が表示された36人は全員が勤務中なので、効果は薄そうですが、アプリインストールを促しています。クリエイティブは、日払いバイトをして、「新しい世界の幕を開けよう」という自分探しパターン(?)と、「お金困ってるでしょ」という身も蓋もないパターン。「好条件」「日払い」「履歴書不要」という、流れ者っぽいコピーが目を惹きました。
 
 
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求人広告は好調業界の集合場所。保育と介護業界がホットなようです。クリエイティブは保育が子どもの写真、介護がイラストと、イメージで押してきますね。情報量が少な過ぎる気もしますが。
 
 
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人材系広告の特徴は、ほとんどが求人サイトへの登録を誘導する広告ということ。個別企業の求人は学研教室ぐらいですね。
変わったところでは、イーアイデムの「シャーロックホームズ」。求人サイトの地方活性化プロジェクトのひとつです。こういう社会貢献的な動きは一時は不景気ですっかり減りましたね。メセナとか言ってました。今は社会問題は寄付よりも起業してビジネスで解決するほうがかっこいいですね。

 
 

金融:17件(動画:7件)

 
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オリックス銀行カードローンの3種類のクリエイティブ。金融広告は左のイメージ広告よりは、右の数字でメリットを説明しているタイプの方が、効果は高いとワタシは見ました。
 
 
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楽天カードのクリエイティブは柔らかい印象で3種類。楽天市場の顧客層である主婦層、女性を意識している印象で、数字よりはイメージ押しですね。
 
 
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金融は大手のクレジットカードかカードローンばかりで、雑誌の広告をそのまま小さくしたような、スマホをあまり意識していない広告ばかりに見えます。1件だけオリコカードがApple Payプッシュで、スマホを意識していて目を惹きました

 
 

保険:10件(動画:5件)

 
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保険はほとんどが「女性のための」商品です。スマホ&LINEアプリで契約するのは女性、男性はパソコンで契約するだろう、という読みなのかもしれません。数字でお得度をアピールする広告も多いですね。写真はお約束モノで、赤ちゃん、子ども、家族がほとんど。まぁそのための保険だから当然でしょうか。

 
 

不動産:8件(動画:3件)

 
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まったく同じ素材から別バージョンをつくった3種の広告。SUUMOの部屋探しアプリのインストール広告です。個人的には1番左がイイと思います。アプリであることもわかるし、部屋探しサービスだということもパッと見てわかるので。素直が一番です。
 
 
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リフォームやマンションといった高額商品の広告もありますね。実際にはPC用サイトやパンフレット、ショールーム、営業スタッフと、リアルと合わせて注文まで持って行くんでしょうけど。スマホだけで注文する人もいるんでしょうかね。昔はヤフオクで車とか不動産が売れるはずがないと言われてましたが、今ではそんなに珍しくないですからね。
 
あと、ファインシティ東松戸という新築マンションの広告がありますが、LINEはみなし属性で地域ターゲティングができるので、マンションなどの居住地域と関連性の高い物件告知の際には役立ちそうです。どこまでターゲティングするかの設定は、リアルでは新聞折込とかDMで試しまくっているでしょうから、SNSのインフィード広告ではどうなのか、結果を知りたいところです。

 
 

教育:6件(動画:2件)

 
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教育系の広告クリエイティブは授業の模様、学園生活の模様、学校の雰囲気や設備、成績が上がった!、卒業後プロになった!という方向が多いでしょうか。塾や大学、専門学校などでは、お金を出すのは親、という場合も多いので、親の方を向いた広告も多いですね。どうしても真面目な広告になりやすいので、それほど幅は広くありません。今回の広告もチラシをそのまま縮小したような雰囲気です。

 
 

家電:4件(動画:3件)

 
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家電は動画広告と相性の良い業種です。商品やサービスで生活がどう変わるのかが見せやすいですからね。今回も4件中3件が動画。どう変わるか見せて、詳しくはサイトへ、という流れが定番です。
 
あくまでイメージですが、LINEモバイルはタレントに話題性と人気があって、希少価値もあるので、これはキャスティングの勝利ですね。勝利って決めつけてますが。

 
 

その他:10件(動画:3件)

 
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Amazonの動画広告はCMと同じ素材ですね。Amazonプライム押しのCMなんですが、前回の「ライオン」バージョンでCM好感度ランキング5位になりました。この「馬とポニー」バージョンも好評みたいなので、そのまま使ったようですね。ワタシは個人的に両方とも受け入れ難いんですが。ワンちゃんに変装さすな!、大きな馬の集団にポニーを放り込むな!と言っておきます。
 
参考:CM探偵レポート「AmazonプライムのCMのポニーが可愛い!会える場所がある?」(2017.02.07)
 
 
右上にある、NTTドコモ、dマガジンの広告は、ビジュアルにどの雑誌群を使うか、ターゲットによって変えていそうな気がします。上の事例は主婦向けですね。
 
それから、クラブパナソニックのアプリダウンロード広告は、ポイント制でLINEポイントとの交換もできるようで、LINEユーザーにはアピールしそうです。スタンプマニアが動き出す。ウチの嫁の目も光りそうです。


 
 
 

243件のLINE広告事例を見終わったよ

 

と、LINEのインフィード(タイムライン)広告を山盛り見てきましたが、いかがだったでしょうか。スマホの小さい画面で頑張ってるなぁと思う反面、まだまだスマホのインフィード広告ならではのクリエイティブはこれから進化していく分野だとも思いました。
 
個人的には、まず技術面で進化が考えられます。あれだけのセンサーが搭載されまくっているスマホなので、今後はGPSセンサー(位置)、磁気コンパスセンサー(方角)ジャイロセンサー(回転速度)、加速度センサー(重力加速度)、照度センサー(明るさ)、近接センサー(距離)などを使って、広告も変わってきそうな気がします。VR(バーチャルリアリティ、仮想現実)やAR(オーグメントリアリティ、拡張現実)なんかもすぐそこにありそうですよね。出稿側の意志ではできないことも多そうですが、最新の技術を使って「どうすれば自社の商品やサービスをよりよくアピールできるか」という仮想現実の想像はしておく必要があると思います。
 
それから、クリエイティブの面では、熱量を感じる広告が少ない印象です。チラシやPC表示用バナー、動画ならCMや店頭用映像を小さくしたという印象を受けました。エラそうに言わせてもらうと、見る人を楽しませたり、驚かせたり、感情を揺さぶったりという、おもてなしの観点が少ない広告は、他との差別化が難しく効果が出にくいと思います


 
 
 

消費者はLINE広告をどう思っている?

 

一方で、ユーザーの側はタイムライン広告をどう使って、どう思っているのでしょうか? MRCの調査データで見ていきましょう。
 
まず、「LINEはメッセンジャーなのでタイムラインは見てない」と思っている人が多いですが、だいぶ利用者が増えてきています。タイムラインで利用率は23.0%、LINE NEWSで35.7%です。
 
fa_report-snsusing-20170302.pdf-000026

参考調査:SNS利用に関する実態調査(2017.03.02)
 
ネットなどでは、「タイムライン広告を非表示にする方法」といったページが多くアップされていますが、広告を気にしない、というユーザーも増えています。
 
 
アプリで広告を見たことがあり、広告はあまり配信してほしくない

参考調査:広告を見ても、”違和感を抱かない”SNSとは?(2015.10.08)
 
上のグラフは、SNSアプリでの広告配信について聞いた調査ですが、アプリによって差が出ています。FacebookとInstagramでは、「広告を見たことがあり、特に違和感を感じることはない」が一番多いという結果に。たぶんどちらも個人というより、見られることを意識した公人として使っているからでしょう。
 
逆に、個人として使うことの多いLINEは、「広告は見たことはないが、配信して欲しくない」が一番高い数字。それだけ「プライベートな空間」ということなのでしょう。
 
それぞれのSNSを「どのようなコミュニケーションの場か?」を聞いた質問でも、FacebookやInstagramは、「自分を表現する場所」系の比率が高いのに比べて、LINEは「自分のありのままをさらけ出せる場所」の回答が多い結果が出ています。
 
fa_report-instagram-20151008.pdf-000052

参考調査:広告を見ても、”違和感を抱かない”SNSとは?(2015.10.08)
 
つまり、LINE広告を出す場合は、見る人の個室に入っていくという配慮が必要になるということです。


 
 
 

やっぱ動画だけど・・・、やっぱクリエイティブ

 

まとめると、MAU(月に1回以上使ったことのある、月間アクティブユーザー数)が日本の人口の半分以上!という国民的SNSと言えるLINEは、インフィード広告に月に1回以上接触したユーザーでさえ4,100万人以上。日本の人口の3分の1という膨大な数です。この驚異的なリーチ力は見逃せません。
 
LINE_mediaguide

引用:LINE AD CENTER「LINE Ads Platform 2017年4-6月」
 
特に動画は自動再生されるので、動画広告で興味を引ける可能性が高いと言えます。それもあってか、今回集めた243件中116件と、ほぼ半分が動画です。集めていても、動画はちょっと見てしまいます。ターゲットの精度が高ければ、そんなにスルーしない気がしました。
 
そのことは調査結果にも出ています。LINE広告の動画を視聴したことがある人は半数を超えます。
 
fa_report-snsusing-20170302.pdf-000030
参考調査:SNS利用に関する実態調査(2017.03.02)
 
 
「広告の動画を能動的に見た」という割合も、InstagramについでLINEは2位です。「LINE広告をクリックしたことがある」人も4割を超えています。
 
ただ、タイムラインは基本的に「流れていく」ものなので、最初の「1秒」で手を止められるか、が大事。音声はほとんどオフにされていることを考えると、クリエイティブが重要です。
 
ポイント①: 最初の「つかみ」を本当に意識できていますか?
ポイント②: TVCMをそのまま載せたりしてないですか?
 
テレビは何かしながら傍目で見たり、音だけ聞いたりすることも多いメディアですが、SNSは手元のスマホで見られることがほとんどというメディアです。当然、求められるものは変わってきます。そしてLINEはSNSの中でも、仲間とのコミュニケーションに使われることの多いプラットフォームです。TwitterやFacebook、Instagramとはユーザーの意識が違います。
 
そのあたりを考えて、メディアにあった動画、SNS(プラットフォーム)に合った動画を作るべきです。そうしてこそ効果が期待でき、効果測定で次へと繋げられます。やっぱ最後はクリエイティブです!!

 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回紹介した「SNS利用実態調査」は、無料でダウンロードできます。記事に共感いただけましたらシェアやFacebookページのいいね!もぜひお願いします。

 
 

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