おすすめマーケティング記事 おすすめ 2017.05.25

【インスタ攻略】「検索はGoogleよりインスタ!」なユーザーを集めるにはInstagramのライブ動画がイイ!

 
【記事要約】
「動画コンテンツ」をSNSで見かけることは、もはや日常的になりました。私はもっぱら料理と猫ですが。その中でも「ライブ動画」は注目度が高いですね。そんなことを考えていたある日、インスタで「ライブ動画やります」のプッシュ通知が・・・。ということで今回の記事では特に「インスタ」のライブ動画について独自の調査を軸に考察をしてみました。
 
 
 
目次:


 
 
 
 

昼休みにインスタのプッシュ通知が・・・

 

4月初旬、昼休みに突然インスタから「ライブ動画やります」のプッシュ通知が。マーケティング施策が参考になるのでフォローしていた「北欧、暮らしの道具店」さんからの通知。
 
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参考:「北欧、暮らしの道具店」公式インスタグラム
 
オススメの新入荷商品をライブ動画で配信するというもの。12時過ぎに告知して、12時半からライブ動画開始とは、昼休みのOLさん狙いでしょう。ちょうどお弁当食べ終わったころ、お茶でも飲みながら、みんなでワイワイ見ている絵が浮かんできます。さすがです。
 
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ライブ動画はこんな感じ。ナチュラルなファッションがオシャレなスタッフの方々が、右のマリメッコのバックパックを紹介しています。
 
結局、最終的に視聴者は1,600人超え。コメントが盛り上がってます。「待ってました(ハート)」ですから。それに、右下の「いいね!」が沸騰しています。
 
ワタシは思いました。「ライブ動画アツいな」と。


 
 
 
 

インスタのライブ動画とは?

 

世界のMAU(月1回以上利用者)=7億人以上! もっとスゴいのが、DAU(1日1回以上利用者)=3億人以上!! 主に10、20、30代の女性の日常生活にしっかり入り込んでいるInstagram(インスタグラム)。日本では、MAUが1,600万人と、それほど多くありませんが、若手女性層から熱い関心を向けられています。
 
数字引用:Social Media Lab「【最新版】2017年4月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ」(2017.04.27)
 
 
MRCではインスタについても何度か記事化して、けっこうたくさんのアクセスをいただいています。ライブ動画についてはこの記事も参考になるかと。
 
MRC参考記事:【 新機軸 】Instagram広告の今っぽい使い方は「ストーリーズ×ライブ動画×エフェメラル」だ!(2017.01.13)
 
早送りでインスタの概要を説明しますと、
 
「美意識高い系」SNSのインスタはオシャレな写真や動画であふれ、写真か動画(3~60秒)で見せる広告も可能。2016年8月にはライバル「Snapchat(スナップチャット)」に対抗して、投稿が24時間で消える「ストーリー」機能を新たに投入、3カ月後には新たに最長1時間までのライブ動画も配信可能に。インスタ内の検索では配信中のライブ動画が優先表示される、と。そんなカンジ。
 
さらに2017年3月には、今まで配信後自動的に消えていたライブ動画を、アプリの簡単な操作で自分自身のカメラロールに保存する機能が追加されました。
 
Instagram_livevideo
写真引用:Instagram公式ブログ(英語)「New: Save Your Live Video to Your Phone」(2017.03.20)
 
配信を終了すると、右側の写真の右上のように「Save」ボタン(日本だと「保存する」)が出てくるので、それを押せばデータがスマホの方に残り、アプリからは今まで通り消える仕組みです。「コメント」や「いいね!」や「視聴数」などは保存されないのが残念ですが、それは画面キャプチャーしておいて、動画と合わせて、ライブという今だけ感を楽しんでもらった後で、ストックのコンテンツとしても使えるのは大きいですね。Twitterなどでシェアすることも可能です。
 
インスタでライブ配信したというだけで、オシャレな印象がアップしそうですしね。


 
 
 
 

MRCユーザー調査で「インスタとライブ動画」について聞いた

 

そんな期待のインスタとライブ動画について、ユーザーはどう見ているのか、MRCの月例調査でも聞いてみました。
 
まず、情報収集の手段が変わってきてますよ、という数字から。
 
 

10代ではSNSでの「情報収集」が検索エンジンを上回る

 
Q19_年齢別
 
検索というと「ググる」が一般的ですが、新しいレジャースポットや話題のニュースなど、「今」を検索する手段として、10代はGoogle、Yahoo!よりSNSをよく使っています。20代でもほぼ同じですね。
 
ただ、30代になると検索エンジンの比率が一気に増えます。初代iPhoneの発売が2007年6月。そのあたりに中学生ぐらいの世代以降がスマホ&SNSネイティブで、最初からパソコンよりスマホに親しんでいる層だと言えるんじゃないでしょうか。スマホだと、SNSアプリ立ち上げて検索するのと、ブラウザアプリ立ち上げて検索することに、違いがないでしょうから。
 
では情報収集するSNSは何を使ってるんでしょうか?
 
 

リアルタイム情報はTwitterがダントツ

 
Q20_01_SNS
 
ニュースについては、全年齢でダントツにTwitterが強いですね。たしかに今すぐ気軽に投稿というと、Twitterが思い浮かびます。事件のツイッター実況なんていうのも当たり前に見ますよね。
 
 

近くの飲食店の状況、女性は「インスタ」

 
Q20_年性別_飲食店
 
飲食店の情報になると、女性はインスタが強くなります。ツイッターより店の雰囲気やメニューがわかる写真でチェックできそうですしね。しかし、これだけ女性と男性で数字が違うというのも珍しいもんです。女子でいっぱいですから、しょうがないところがありますが。
 
 

近くのファッションショップの状況も女性は「インスタ」

 
Q20_年性別_ファッション
 
ファッションなどのショップ情報も女性はインスタが強いですが、ツイッターも強いですね。でもこれは、インスタの検索がこういう用途では使いにくいからじゃないかと思います。検索窓にショップ名やブランド名を入れると、それに近いハッシュタグ(#)とユーザー名がリスト表示されるので、どこを見れば知りたい情報が出てくるのか、わかりにくいんですよね。
 
Twitterはそれに比べれば、あんまり関係ない情報もたくさん出てくるものの、検索は簡単で早くていいです。ワタシ的にはファッション系とかデザイン系なら「Pinterest(ピンタレスト)」が使いやすいと思ってます。
 
続いて、ライブ動画について。
 
 

ライブ動画を見る人が4割超え!

 
Q21_性別_ライブ動画
 
ライブ動画ってあるのは知ってるけど……、ぐらいの方も多いと思いますが、頻繁に見る人が約6%。ときどき見る人も合わせると40%を超えます
 
 

1位はLINE、2位は女性「インスタ」、男性「Facebook」

 
Q22_ライブ動画視聴SNS
 
ライブ動画を見るSNSは、男女とも1位はLINE。2位は男性がFacebookで、女性はインスタ。ユーザー数がかなり違う割には、インスタはLINEとほぼ変わりません。女性からの熱い支持を感じます。
 
参考調査:10代の約半数が「SNOW」を利用。「Instagram」の利用率を抜く


 
 
 
 

街頭インスタグラマーは言った

 

若い女性は「Googleで検索せず、インスタで検索する」という調査結果。実は先日山下公園で行った街頭インタビューでも出てきていたんですよね。
 
若者のひとりが、「ディズニー行くときにインスタで検索する」、「近くにかわいいカフェがないかインスタで検索する」と普通に言っていたんですよ。ぜひ動画で見てみてください。20代女性インスタグラマーの自由なIT生活が確認できて興味深いですから。
 

 
MRC参考記事:
【 突撃インタビュー 】インスタ広告ってどうやって成果をだせばいいの?街のインスタグラマーが教えてくれた。
 
まとめると、インスタは、ハッシュタグ(#)で「今、何が流行っているのか」を検索したり、自分の好みに合う店やモノは何かを写真や動画で検索したり、というビジュアルな人たちです。投稿する写真は作り込みます。
 
同じくライブに強いTwitterでは、「今、何が起きているのか」を文字と撮りっぱなしの写真で検索するわけです。何か面白いこと起こってないかな、という感覚でしょうか。
 
インスタ=場所、イベント、モノなどを検索=オシャレ系
Twitter=コト、ニュース、ハプニングなどを検索=面白系

 
というように、インスタとTwitterでは検索されるものが違います。ライブ動画配信でも、「何を」「どのSNSで」ということをしっかりと設計する必要がありそうです。


 
 
 
 

ライブ動画、使い方と事例まとめ

 

「ライブ動画が熱い」、「見る人も増えてきた」のは確かですが、企業のプロモーションでの利用はまだまだ少ないのが現状です。2016年の11月にスタートしたインスタのライブ動画はもちろん、先行するTwitter傘下の「Periscope(ペリスコープ)」(2015年3月スタート)、「Facebook Live」(2016年2月スタート)まで合わせても、参考になりそうな事例はそれほど見つかりません。
 
ただ、それだけに個人のライブ動画よりクオリティの高いものを提供すれば、話題を集めることができそうです。そこで、参考になりそうなサイトをいくつか紹介しておきます。
 
 

興味を惹きそうなライブ動画企画

 
ライブ動画にして成立しそうな、企画の方向性リストです。
 

 

・イベント(音楽ライブ・ファッションショー・記者会見など)

イベントはライブ配信用にコンテンツを作成する必要がなく、撮影するだけで世界中にコンテンツを配信することができます。

・アナウンスメント(新製品の発表やセール情報など)

お知らせの要素が強いものは手軽に配信できるライブ動画と相性が良いと言えます。

・インタビュー

著名人や企業の人へのインタビューでは、リアルタイムで質問を受付け、その場で回答するといったやりとりも行うことができます。

・セミナー(ウェビナー・説明会など)

インタビューと同様、リアルタイムで質疑応答が行うことで理解や信頼度を高めることができます。またセミナーに来場できない人へのフォロー策としても有効です。

・施設紹介/案内

施設の紹介では、視聴者から知りたいとリクエストのあった部分を特に詳しく説明するといった使い方も可能です。

・カスタマーサポート

パソコンの状態や製品の使い方など、言葉だけでは難しい説明でも動画であれば直感的に理解することができます。

 

 

引用:movieTIMES 「今、話題の”ライブ配信動画”を知る!ーー活用メリットから最新事例、各プラットフォーム情報まで」(2016.01.06)
 
リアルタイムで行われる「イベント」や「セミナー」はもちろん、インタビューやショップ紹介などでも、視聴者のコメントにうまく応えていくことで、ライブ感、限定感を出していくことができそうです。テレビ番組でよくある、ライブ中に限定セールのキーワードを発表するような手法も使えそうです。
 
 

PRライブ動画の王道「パリコレ中継」

 
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引用:BWRITE『Instagramを駆使しブランド価値を表現。パリコレ初参加「Beautiful People」の戦略。』(2017.04.20)
 
インスタのライブ動画のプロモーション事例というと一番よく見るのが、ファッション・ブランドのファッションショー中継。というか、今はまだそれしか見つからないぐらいなんですが。これは「Beautiful People」というブランドのプロモーション。
 
ただ単にインスタでライブ中継するだけでなく、
 

(事前に)すでにInstagramアカウントをフォローしている既存ファンに向けては、段階的に動画を1日に数回投稿し、期待感をあおりました。ヨーロッパのファッションファンに向けては、複数の動画をスライド形式で見せられるカルーセル広告を配信して、ショーを告知しました。

 
という事前の盛り上げもしっかり行われています。
 
当日はショーの様子から舞台裏まで、約40分の中継が行われ、後日そのダイジェスト動画などが様々に活用されてます。
 
ちなみにそれぞれの再生回数はこんな数字。
 
 
①ブランド紹介+コレクションのダイジェスト動画  再生2,596回
②コレクション動画  再生2,019回
③別のコレクション動画  再生3,573回
④バックステージ(ちゃんとしたショーの服装姿)  再生3,604回
⑤バックステージ(モデルのTシャツ姿)  再生7,577回!!
 
 
これ、ポイントです。再生回数が多いのは、ちゃんとしたショーの模様ではなく、Tシャツ姿のモデルの動画です。再生回数が多ければいいというものでもないですが、ついつい格好いいビジュアルを作り込みたくなりますが、人気が出るのは、「格好いいけどくだけたオフショット」です
 
この絵を覚えておきましょう。人気になるのはこんな投稿です。
 

There’s bliss amidst the bluster. Everything is beautiful. #beautifulpeoplejp

beautiful people officialさん(@beautifulpeople_officialsite)がシェアした投稿 –

 
 

フランスの新聞「フィガロ」は毎日100本のライブ動画

 
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内容参考:DIGIDAY「仏紙「フィガロ」、仏大統領選に向け「ライブ配信」倍増へ」(2017.03.21)
 
インスタではなく、Facebookと自社サイトですが、フランスで一番歴史のある新聞「フィガロ」は、毎日8時間、100本の動画を配信中だとか(うちオリジナルは20本)。
 
動画チームが30人というスゴイ規模ですが、「広告費+サブスクリプション」でマネタイズ。無料視聴者には広告を表示し、オンライン版の新聞購読者には広告なし制限なしで見せる形です。
 
そうすると、「テレビのニュースと何が違う?」という話ですが、自社に3つのスタジオを持ち、記者が集めてきたニュースをすぐにライブ動画で配信することと、視聴者のコメントに応えることだとか。
 

「我々がやろうとしているのは、オーディエンスを番組に巻き込み、コメントや質問をしてもらったり、投票に参加してもらったり、スカイプで話をするということだ。それが上手くいくようになる秘訣は、ただ彼らの声に耳を傾けることだ」

 
人気番組は同紙のジャーナリストによる20分の政治家インタビューで、毎回2万回もの再生回数があるそうです。
 
 

企業セミナーはライブ動画で

 
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引用:Social Media Lab「【事例付き】企業セミナーは今やFacebookライブ配信する時代!メリットや活用ポイントを徹底解説」(2017.03.17)
 
日本の事例になると、いきなり手作り感のある映像になりますが、オンライン証券会社、マネックス証券さんのFacebookライブ動画です。「今後の日米株式市場の相場展望~チーフ・ストラテジスト広木隆~」ということで、約40分間、流れるように株式相場の展望を語っておられます。再生3,459回と、ターゲットの限られた動画にしてはよく見られています。
 
新着情報や、今だけ情報を入れたり、視聴者の質問に答えたりでライブ感を出し、定期的に配信することでファンづくり、習慣化することもできそうです。


 
 
 
 

「北欧、暮らしの道具店」に学ぶ、地道が一番

 

いくつか例を見てきましたが、ライブ動画単体で機能しているワケではないことがわかっていただけたでしょうか。いきなりライブ動画を配信しても、冒頭の「北欧」さんみたいに「いいね!」が沸騰することは難しいでしょう。
 
インスタにしろ、Twitterにしろ、日頃から適切なアカウント運用を行い、オーディエンスとのコミュニケーションをしっかりとることが重要でしょう。その上でイベント的にライブ動画を配信するのが効くわけです。
 
「北欧」さんの場合、こんなオシャレな写真や動画が、土日祝日でも数時間ごとに投稿され続けています。スゴい!
 
instagram-hokuoh_kurashi
引用:「北欧、暮らしの道具店」公式インスタグラム
 
ちなみに気になっているのですが、コメントがバンバン届き、「いいね!」が沸騰したあのバッグ、いくらの売上になったんでしょうか、「北欧」さん

 
 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回紹介した「インターネットの利用に関するアンケート」は、下記からダウンロードできますので、ぜひ。記事に共感いただけましたらシェアやFacebookページのいいね!もぜひお願いします。

 
参考調査:10代の約半数が「SNOW」を利用。「Instagram」の利用率を抜く

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