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【普及率上昇中!】マーケッターはAIスマートスピーカーにどう絡むべきか

 
目次:


 
 
 
 

儲かってそうな企業は参入してる

 

Amazon、Google、Microsoft(日本未発売)、LINE、SONY、Panasonic(日本未発売)など、そうそうたるIT企業と家電メーカーが参入し、2017年の終わりになって一気に盛り上がってきた「AIスマートスピーカー」。2018年にはいよいよAppleの参入も決まり(※)、「乗り遅れたら負け」的な空気を醸し出しています。
 
AV Watch|Apple、スマートスピーカー「HomePod」を2月9日米国発売
 
家族がいるところで、「オッケー、グーグル」ってスピーカーに話しかけるの恥ずかしいとか話題になっていたと思ったら、ビジネス面が大きく跳ねた感じです。今はちょうど、大きく流行るのか、失速するのか、岐路にさしかかっているんでしょう。
 
↑=スマホ=機器が爆発的に売れて、アプリやアクセサリなどの市場が誕生
→=タブレット=まぁまぁ売れて、地味に周辺が広がっていく
↓=スマートウォッチ=鳴り物入りで登場したのに、あまり見ない……
 
のどれなんだ! ということですね。
 
もしスマホパターンの波に乗れたら大きいですし、乗り遅れたら悲しいですから、今のうちにどういう絡み方がいいのか、考えてみましょう、というのが今回の企画です。


 
 
 
 

そもそもAIスマートスピーカーとは?

 

そもそも「AIスマートスピーカー」とは、簡単にいうと、声で操作できて、質問に答えてくれたり、対応している家電を操作したりもできるスピーカーです。
 
もう少し複雑に言うと、AIによって音声認識し、自然言語解析で意図を分析して、アプリを動かしたり、連携している機器にWi-fiやBluetoothで操作指令を送ったり、声で返事したりするという仕組みです。単なるBluetoothスピーカーとしても機能します。
 
用途としては、リビングで音楽を聴いたり、キッチンでレシピを聞いたりタイマーとして使ったり、という人が多いでしょう。
 
動画で見てみましょう。ちょっと夢物語っぽいですが。
 

 

 


 
 
 
 

何ができるの? 各社の違いは?

 

動画を見てもわかるように、AIスマートスピーカーで何ができるのかは、メーカーによって違いますが、大きくは
 

1)音楽を聴く

Google PlayやSpotifyなどの音楽サービスを音声操作できます。ちなみに家電メーカー系の機種はスピーカー部分の性能が高く、AIとかスマート部分が控えめだとか。
 

2)ニュースやラジオを聞く

ニュースを読み上げてくれたり、提携のニュースを流してくれたりします。「radico(ラジコ、AM&FMラジオをインターネットで聞けるアプリ)」と連携している機種もあります。
 

3)調べ物をする

多くの機種は検索と連動しているので、音声で聞いて音声で返事が返ってきます。「今日の天気は?」や「○○社の住所は?」などの単一回答や、選択肢がいくつかに絞られる質問でないと、「ごめんなさい、お役に立てそうにありません」と言われてしまいます。
 

4)音声入力をする

音声でメモをしたり、スケジュールを入れたりできます。「IFTTT(イフト)」という新しい連携サービスを通じてSNSを使うこともできます。
 

5)AV機器・家電を操作する

今はまだ操作可能な機械が少ないですが、照明、お掃除ロボット、TVなどの一部が音声で操作できます。これは今後広がっていきそうです。
 
 
具体的にどんなサービスが使えるのか、機種の違いは何かーー。表にしました。
 

AIスマートスピーカー/比較表

 

機種名 Google Home Amazon Echo LINE Clova
主製品 gh-e
15,120円
ae-e
Echo 11,980円
(Plus 17,980円もあり)
cl-e
WAVE 14,000円
廉価版 gh-c
Home Mini 6,480円
ae-c
Echo Dot 5,980円
cl-c
Clova Friends 8,640円
デザイン シンプルナチュラル系 ガジェット機械系 ナチュラル系とキャラ系
起動呼びかけ オーケー・グーグル
ねぇ・グーグル
アレクサ クローバ
大きさ Home 直径97×高さ143 mm
Mini 直径98×高さ42mm
Echo 直径88x高さ148 mm
Dot 直径84x高さ32mm
WAVE 最大直径140×高さ201mm
Friends 直径72×高さ171mm
重さ Home 447g/Mini 173g Echo 821g/Dot 163g WAVE 998g/Friends
内蔵バッテリ × ×
スピーカー Home 2インチドライバ+2インチデュアルパッシブ ラジエーター搭載/Mini 40 mm ドライバー Echo 2.5インチウーファー+0.6インチツイーター/Dot 0.6インチ WAVE 20Wウーファー+1インチツイーター×2/Friends 10Wアンプ+45mmフルレンジスピーカー+60x45mmパッシブラジエーター
音楽再生 Google Play Music
Spotify、うたパス
Amazon Music、Spotify、dヒッツ、うたパス LINE Music
日本語認識 ☆☆☆ ☆☆
ニュース
天気予報
本の読み上げ ○(GooglePlayブックス) ×(米では○) ○(童話・昔話・落語)
ラジオ ○(radiko) ○(radiko、TuneIn) ○(radiko)
家電操作 Chromecast
ルンバの一部
LED照明「Hue」
Fire TV
ルンバ等掃除機の一部
LED照明「Hue」 ほか
赤外線コントローラー
搭載家電(Friendsは別売)
通話 ×(米では○) ×(米では○) ○(LINE電話)
※Friendsのみ
SNS △(IFTTTを通して) △(IFTTTを通して) ○(LINE)
機能連携 450種類(Alexaスキル) 9種類 今後連携予定
特徴 Google Play Musicなら今までCD等から保存した音源も再生可能 連携機能が一番充実している。海外では小型のモニタ付き機種もあり買い物しやすい バッテリ内蔵で持ち運び可能。屋外やクルマでも使える。LINE読み上げも

 
※写真は下記サイトより引用
Google Japan Blog
Amazon Echo(販売ページ)
LINE|Clova公式サイト
 
※価格はすべて税込
 
※参考サイト
ECHS LIFE|スマートスピーカー(AIスピーカー)を比較、現時点のおすすめはどれ?

e☆イヤホン|スマートスピーカー/AIスピーカーでできること・選び方・機能紹介

デジアニゲー日記|4大スマートスピーカー完全比較・まとめ!

ゆきの野望|スマートスピーカー(AIスピーカー)徹底解説。日本発売製品の比較とオススメまとめ(12/27追記)


 
 
 
 

データで見るAIスマートスピーカー

 

日本でも盛り上がりを見せているAIスマートスピーカー。アメリカでは2017年のクリスマスシーズンに売れ行きが良くて、なんと
 

年末の激売れで、アメリカではついに6人に1人がスマートスピーカーを持つ時代となり、登場3年後のiPhone普及率(14%)と並ぶ普及率(16%)になりました。

引用:GIZMODE|米国は6人に1人がスマスピ時代。音声アシスタントは選ぶ・選ばないの自由すらなくなる
 
これはiPhone同様、大ブレイクするんでしょうか。
 
MRCでは、以前からAIに関する定例調査でAIスマートスピーカーについて聞いています。
 
MRC参考調査:人工知能(AI)&ロボット月次定点調査(2017年11月度)
 
fa_report-ai-20171221.pdf-000029
 
まず、普及率や認知度。全体の所有率は4.5%。22人に1人が持っていると。これ、実はスゴイです。アメリカの3年遅れ、ほとんどの機種は2017年の後半に発売されたので、2017年11月に調査してこの数字なら、来年はもっと増えていそうです。
 
年齢層で見ると、10代は8人に1人が所有と、アメリカに近い数字です。年齢が高くなるほど所有率は下がります。
 
それから、AIスマートスピーカーにとって重要な、「AI音声アシスタント」について。
 
fa_report-ai-20171221.pdf-000084
 
iPhoneの「Siri(シリ)」をイメージして答えている人が多いと思いますが、一番驚いたのは「よくわからない」の数字が低いこと。AI音声アシスタントなんていう小難しそうな基本機能を「よくわからない」人が3%ですから。ほとんどの人が知っていて、説明する必要がない。普及に向けた大きな壁がないわけですから。SF映画やアニメに普通に出てくるからでしょうか。


 
 
 
 

チャットインタビューで賛否両論聞いてみた

 

定量調査の次は、定性調査。お手軽&格安で定性調査できるインターネットを使ったチャットインタビューサービス「Sprint」(※)で、AIスマートスピーカー好きと嫌いな人にそれぞれ聞いてみました。
 

解説:「Sprint」とは?

ジャストシステムが2017年8月にリリースした、「わずか5分でターゲットとなる消費者に出会えるチャットインタビューサービス」で、インターネット上で定性調査のインタビューができます。従来のリアル・インタビューよりもはるかにスピーディーで低コスト、リアルタイム性があるのが大きな特徴です。

 
 
 
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■チャットインタビュー1■
Aさん/男性/20代前半/未婚/四国在住
「Google Homeを1日7時間使ってます」

 
「家で家事とかするのですが水洗いとかしていると携帯さわれないのでGoogle Homeに話しかけるとやってくれる」ことを期待して、Google Homeを購入したAさん。
 
「未来的な感じですごく楽しく使わさせてもらってます」とのことです。
 
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実は表でも「×」をした通り、Google Homeは日本では通話は公式にはできません。LINEも「IFTTT(イフト」)」という簡単な(とはいえ普通はやらない)プログラムで連携することによってしか使えません。Aさんはかなり技術に詳しそうなので、たぶんカスタマイズされたんだと思います。プログラムができるかどうかで世界が変わる時代になったことを痛感します。
 
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スマホにはじまり、タブレット、スマートウォッチ、AIスマートスピーカーと、新しいツールが増えてきて、どう使い分けるかが生活の質を上げたり、仕事の効率を上げたりするための重要な鍵になってきている印象です。
 
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リビングやキッチン以外で使いたい場所は、「クルマの中」と「お風呂」とのこと。両手がふさがっていたり、ボタンが押しにくかったりする場所は、AIスマートスピーカーが活躍しやすい場です。そう考えると、バッテリ内蔵で持ち運びができる「LINE Clova」は応用が利きやすい機種だと言えます。
 
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「使ってみたら良さがわかる」というAさん。「最高の買い物だった」というコメントもありました。かなりお気に入りのようです。
 
 
 
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■チャットインタビュー2■
Bさん/男性/30代前半/公務員/既婚・子どもあり/近畿在住
「いちいち声で呼びかけるのは面倒くさい」

 
次は「AIスマートスピーカー、いまいち」派代表のBさん。「Google Home」のCMを見て購入したものの……。
 
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主に声の操作で音楽再生や停止が簡単にできそうなことに魅力を感じたそうですが、意外と面倒に感じられたそうです。私も使ってみて感じましたが、モニタで選べないだけに、AIスマートスピーカーに自分を合わせていかないと、不満が溜まりそうな仕様になっています。特定のプレイリストを再生したり、J-POPやボサノヴァなど特定のジャンルの曲なら何がかかってもいいということでないと、イライラしてしまうと思います。
 
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「オーケー、グーグル」という呼びかけは慣れたそうです。私はまだ抵抗ありますが。
 
また、欲しい機能としては、家電の操作だそうです。
 
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今はまだ対応している家電の数は少ないですが、今後は家電メーカー各社が対応機種を発売するでしょうから、操作できる範囲は広がりそうです。
 
そうなれば、「もっとたくさんの機能があってもっと便利なものとは思っていたが、今のところ音楽の再生ぐらいでしか使い道が見出せない。もっとたくさんの機能が使えるようになると良い」というBさんも、再び使い始めるかもしれません。


 
 
 
 

マーケッターのためのAIスマートスピーカーへの関わり方

 

で、マーケッターとしてはどうすればいいのか、2つの方向で簡単にご紹介します。
 
 

■ユーザーとして業務活用する場合

 
まず、AIスマートスピーカーをツールとして活用する方向です。
 

受付システムとして利用する

参考:SmartHacks Magazine|Hacks開発者に聞くvol.1【スマート受付を実現】
 

音声入力機として、会議の議事録作成などに活用する

 

オフィス内の機器をコントロールする

 
といった活用方法が考えられます。一説には、キーボード入力より音声入力は何倍も効率が良いそうで、業務効率化が見込めます。
 
 

■ビジネスとして参入する場合

 

アプリを制作して参入

AmazonのAlexaスキルが代表的ですが、スマホのアプリ同様、機能を拡張させるためのアプリケーションやゲームなどです。ニュースやラジオ、ゲーム、英会話、占いなど、幅広いジャンルのアプリがあります。
 
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参考:「Amazon Alexa スキル」 2017年12月の人気ランキング トップ20
 
スマホのアプリ同様、優秀な開発者には報酬が支払われる流れになっています。
 
参考:TechCrunch|Amazon、Alexaスキルの報酬対象を拡大――有料スキル・広告掲載はまだ非サポート
 

アクセサリを開発する

たとえばコンセントに繋がないと動作しないGoogle HomeやAmazon Echoを持ち運びできるようにする「モバイルバッテリ」を開発したり、Bさんが要望していた「防水式保護ケース」を開発したり、という方法です。
 

音声を使ったサービスを開発

 
などと言った方法が考えられます。


 
 
 
 

音のみのWebサイトも出てくる?

 

AIスマートスピーカーの登場は、UIの変化という意味でも大きい気がします。
 
スマホの登場以降、TwitterやFacebookなどのSNSが幅を効かせ、IT系は特にですがチャットが一般化して、すっかり音声というより文字入力がメインになっていました。しかしここに来て、音声入力が流行の兆しを見せ、AIスマートスピーカーなどほぼ音声のみのUIです。
 
その影響は様々なところに現れます。まず、Webサイトが「聞かれる」ものになる可能性があります。ようやくスマホ対応したところだというのに、「音声だけ」にも最適化する必要があるかもしれません。声のSNSも登場するでしょう。インスタ映えが写真から音になるのかもしれません。
 
次はVR(バーチャルリアリティ)やスマートグラスに代表される「視線」のUIも順番を待っています。可能性を感じたら、早いうちに絡んでおいた方がいいでしょう。
 
 
 
今回は「Sprint」というサービスを活用してインタビューを行いました。もし、こんなテーマでチャットインタビューをやってほしい!という方がいらっしゃったら、お気軽にFacebookページからメッセージをお送りください。積極的に採用させていただきます。
 
「Sprint」というサービスに興味がある方は、ぜひWebサイトをご覧ください。
 
 

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