おすすめマーケティング記事 おすすめ 2019.02.01

【 新春放談 】2019年のマーケティングトレンドとは?生産性向上のための課題と展望

 
 
目次:

 

 
 
 
 

2019年はビッグイベントが続々!

 
明けましてだいぶ経ちましておめでとうございます。マーケティング担当者の皆様、今年もよろしくお願いいたします。
 
ワタシ的には、今年は歴史に残る年になるかも、と思ってます。
 

  • 5月には新しい元号に変わる「改元」があります。
  • 6月にはフランスでサッカー女子ワールドカップががあります。
  • 7月には早口言葉にできそうな、参議院議員選挙があります。
  • 9月には日本でラグビーワールドカップです。
  • 10月にはいよいよ消費税が8%から10%に上がります。
  • 11月にはオリンピックに向けた、新国立競技場が竣工予定です。

 
というようなビッグイベントもありますが、ワタシ的には、なんといっても4月の「働き方改革関連法案」の施行に注目してます。コレって日本を根底から揺るがすビッグバンなんじゃないかとさえ考えてます。
 
と、話が大きくなりましたが、2019年の話は後半に置いときまして、まず2018年末に行った、マーケ担当者を対象とした調査から、トレンドを見ていきます。
 

 
 
 
 

マーケ担当者に聞くコンテンツマーケティングのトレンド

 
MRCでは、インターネット調査を行い、それを中心に記事を作成する「コンテンツマーケティング」を推進しています。企業ブログやSNS、動画などのコンテンツを活用したマーケティング手法ですね。広告出稿などと違い、SEO上の資産として蓄積可能です。「エバーグリーンコンテンツ」と呼ばれますが、一度定着すればロングテールでアクセスやコンバージョンが期待できます。SNSでの拡散も期待でき、比較的ローコストでマーケティング上のメリットが多い施策です。
 
今回は、「企画、マーケティング、広報、販売促進、市場調査・分析(リサーチ)の職種に従事している」全国の男女565人に、コンテンツマーケティングについて聞いてみました。
 
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コンテンツマーケティングを現在実施している割合は約2割。「検討中」「興味はある」が合わせて約14%に上り、まだまだ今後伸びそうです。
 
クロス集計で、BtoB企業とBtoC企業で実施率の違いを見てみるとーー。
 
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対企業のマーケティングを行うBtoB企業のほうが、消費者向けのBtoC企業より実施率が高く、「知らない」という人も少ないという結果に。一般的にBtoBは契約までの検討期間が長く、契約単価が高く、購買回数が多いため、効果が出るまでに時間がかかるものの、効果が長続きしやすいコンテンツマーケティングを実施することが多いと考えられます。
 
続いて、単に文章で記事を投稿しているだけではなかなか成果が上がりにくいコンテンツマーケティング。すでに実施しているマーケターがどんな手法を使っているかというと、
 
「動画」 利用率81.8%
「リサーチ・アンケート」 72%
「AI」 53.1%
 
という結果に。MRC編集部が注目している手法が上位に並びました。
 
「動画」は、サイトやLP(ランディング・ページ)に商品使用動画やセミナー動画を置いたり、SNSに動画を投稿したり、動画サイトや動画アプリに専用チャンネルを持って動画を投稿したりといった手法です。今やすっかり一般化しました。
 
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特徴は、他の手法と比べて、BtoBでもBtoCでも利用率があまり変わらないことです。個人的には動画=BtoCという印象があったのですが、BtoBでもかなり活用が進んでいます。「動画がメインの手法」と答えた方が7%もいますね。
 
一方で、ユーザーの中には動画コンテンツが「うざい」「不快」と感じる人も高く、掲載先のメディアでの露出方法、動画内容の検討も含めて、まだまだ発展途上の手法と言えそうです。
 
「リサーチ・アンケート」は、まさに今お読みいただいているこの記事のように、独自アンケートを行い、その結果をコンテンツにする手法です。以前はアンケート調査=手間とコストがかかるもの、というイメージでしたが、インターネット調査の普及で、カンタン&スピーディー&ローコストで調査できるようになりました。
 
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リサーチ・アンケートの活用状況は、ややBtoBのほうが多いものの、BtoCも高い数値となっています。
 
調査結果をプレスリリースで発表し、他のメディアに取り上げてもらうなど、ブランディングのツールとしても活用できます。
 
「AI」は、昨年5月、MRCでも記事にしましたが、BtoB領域を中心に多くのサービスが誕生しているAIサービスを使ったり、AIをテーマとした記事をコンテンツを作成する手法です。
 
●MRC参考記事:「【AI×マーケティング】初めてのAIはクラウドサービスから!専門知識なしでもすぐに活用できるサービスとは?(2018.05.11)
 
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今のところ、AI関連サービスは消費者向けというよりは、企業向けのものが多くなっています。そのためマーケ担当者のAIの活用状況はBtoBのほうが、BtoCを大きく上回っています。
 
ただ、一時期の魔法のような技術という過大な期待を背負ったブームが去り、現実的な実用化の段階に進んだことで裾野が広がり、2019年はECや消費財メーカーなどのBtoC領域においてもAIを活用したコンテンツマーケティングが一層の広がりを見せそうです。
 
最後に、コンテンツマーケティングの効果についてーー。
 
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複数回答ですが、
・半数近くのマーケターが「コンテンツ経由でもサイト流入が増えた」と答えています。
・「売上や問い合わせが伸びた」というコンバージョンの増加を挙げたマーケターも4割を超えます。
・「SEOの効果を感じる」という回答も3割以上に上ります。
 
SEO、サイト流入、CVとマーケティング上の大きな課題に対して、コンテンツマーケティングが有効であることがわかります。
 

 
 
 
 

MRC編集部が考える2019年にマーケ担当が注目すべきサービス

 
今回はコンテンツマーケティングを紹介しましたが、MRCでは他にも数多くのマーケティングトレンドを、調査結果というエビデンス付きで紹介しています。なかでもMRC編集部が2019年のマーケ担当者の付加価値を高めるために知っておいていただきたいトレンド・サービスをご紹介します。
 
1)VUI
 
各業界の見本市などへ行くと、「VUI(Voice User Interface)」の流行りっぷりがわかります。車も家も電化製品も一斉に「声」による操作をアピールしています。Amazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーを介さずとも操作できる機器がどっと増えそうです。操作や検索が「文字」から「音声」になると、自社のビジネスは何がどう変わるのか? 考えておく必要がありそうです。
 
●MRC参考記事:「【 VUI 】音声ユーザーインターフェースが当たり前になった時、マーケティングはどう変わる?」(2018.10.05)
 
2)キャッシュレス
 
ソフトバンクのキャッシュレスサービス「PayPay」の100億円あげちゃうキャンペーンで、キャッシュレスサービスの本命とも言われるQRコード決済が一気に認知度を挙げました。政府が先日、給与を電子マネーで支払ってキャッシュレスにする取り組みを推進すると発表したこともニュースになりました。そんな支払い方法の簡素化によってユーザーの消費行動はどう変わるのか?、自社のビジネスをキャッシュレスにするとどうなるのか? 時代の変わり目だけに、その波を利用したいものです。
 
●MRC参考記事:「【 最新事例あり 】キャッシュレス VS 現金 キャッシュレスまるわかり講座」(2018.12.07)
 
3)サブスクリプション
 
サブスクリプション(定額制)はこれまで、いくら使ってもらっても原価があまり変わらないソフトウェア系やWebサービス系が多かったのですが、定額制レストランが登場したことから記事にしました。今ではそんなリアル系(非ネット系)サブスクリプションもかなり増えてきました。レストランだけでなく、どんな業界でもひとまず「自社のサービスをサブスクにするならどれか?、いくらか?」を考えるべき時代になっているように感じます。
 
●MRC参考記事:「サブスクリプションとは?先行サービスに学ぶ成功のための価格戦略」(2018.03.26)
 
 
ほかには、
 
4)MaaS(Mobility as a Service)
 

MaaS は、ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念である。

引用:国土交通省|MaaS (モビリティ・アズ・ア・サービス) について <PDF>

 
カンタンに言えば、乗換案内アプリに決済機能が付いていて、そのまま目的地まで行けるようなイメージでしょうか。カーシェアやライドシェア(乗り合いタクシー)をもっと広げた概念です。ゆくゆくは自動運転車が加わるでしょう。マーケティング的には、行くという行為全体がひとつの商売の場になるので、広告を見てもらって交通費を無料にするとか、車内でサービスを展開するなど、様々な展開が考えられます。
 
5)ダイナミックプライシング
 
同じ商品やサービスでも、需給によって値段を変える価格設定方法で、アパホテルが本当にダイナミックに宿泊料金を変えることで有名ですね。AIで需給を自動判断して、細かく料金を変えることも可能です。ECでも導入する例が出てきていますが、実店舗よりネットのほうが導入しやすいので、これから広がっていきそうです。
 
○参考:ネットショップ担当者フォーラム|プロ野球も導入した「ダイナミックプライシング」をECに活用したらどうなる? 利益増を達成したECサイト事例
 
 
といったマーケティング・キーワードも2019年は注目を集めそうです。
 

 
 
 
 

働き方改革 × ITサービス

ワタシが最も注目するのは、「働き方改革」です。
 
●MRC参考記事:「【 まとめ 】働き方改革とは?調査結果で見るイマドキの働き方と企業の取り組み」(2018.08.03)
 
冒頭、「働き方改革」関連法案が世の中を変えると書きました。なぜそう思うかと言うと、1972年に「男女雇用機会均等法」で女性の社会進出が本格化したことと同じような社会の転換を感じるからです。
 
当時、女性はサポート職が当たり前でした。それが、法律の施行で強引に制度を平等に変えられ、少しずつ意識が変わってきました。今でも一般職と総合職という区分をする企業がありますが、当時に比べればかなり少なくなっています。当時はかなり珍しかった女性上司も、今では珍しくないですよね。
 
で、「働き方改革」ですが、日本は長く働くことが評価され、休日出勤が褒められ、有給は病気や冠婚葬祭のときに取るもの、といった意識が根強くあります。というか、多数決を取ったらそちらが勝ちそうです。
 
そんな昭和な風潮が残る平成の最後に「働き方改革関連法案」が施行されるのです。
 
働き方改革関連法案とは、労働基準法、労働契約法、労働時間等設定改善法、労働者派遣法、パートタイム労働法、雇用対策法、労働安全衛生法、じん肺法など、労働関連の法律をぐいぐいと改正していく、大改正です。
 
ブラック企業や過労死対策という側面に注目が集まっていますが、少子高齢化対策という面も強く、あれもこれも盛り込まれています。厚生労働省が一連の動きで目指しているものをみても、幅広いラインナップです。
 

「働き方改革」の実現に向けた厚生労働省の取組み

  • 長時間労働の是正
  • 雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保(同一労働同一賃金)
  • 柔軟な働き方がしやすい環境整備(在宅勤務、兼業、副業)
  • ダイバーシティの推進(海外人材、高齢者、女性が働きやすい環境)
  • 賃金引き上げ、労働生産性向上
  • 再就職支援、人材育成
  • ハラスメント防止対策
  • 取引条件改善

引用:厚生労働省|「働き方改革」の実現に向けて
 
これらが少しづつでも進めば、男女雇均法のときのように、日本の社会が大きく変わっていきそうです。2019年はそのターニングポイントとなるんじゃないでしょうか。
 

 
 
 
 

まとめ: 生産性向上=付加価値

 
労働時間が少なくなり、柔軟な働き方が認められ、給与も上がるかも、と美味しい話が並んでいますが、一方で、厳しい話も待っています。それは、これまで以上に生産性や付加価値を求められるということです。
 
要は「同じ仕事を短い時間でやって、成果はもっと上げてね」ということです。これがセットで付いてきそうです。2019年、マーケティング担当者にとっては、いかに生産性を上げることができるかが重要なテーマになってきます。
 
そのための手段として、大きな力になるのが、AIやインターネットリサーチによるコンテンツマーケティング、動画広告など、新しいテクノロジーとITサービスです。
 
業界を挙げてプッシュが続く、PC作業を自動化するRPA(Robotic Process Automation)も、活用しやすいUIと価格のサービスが増えそうです。
生産性を高める=単純に労働時間を削るではなく、労働生産性を高めるために最新のマーケティングトレンドを知ること、そして最先端のテクノロジーサービスを積極的に活用することで自動化できる部分は積極的に自動化・機械化していくことが重要な1年になるのではないでしょうか。
 
新しい動きはこのMRCでも積極的に取り上げていきますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回紹介した「2018年のマーケティングトレンドに関する調査」は、無料でダウンロードできます。記事に共感いただけましたらシェアやFacebookページのいいね!もぜひお願いします。
 

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