おすすめマーケティング記事 おすすめ 2019.07.26

男子が厨房に入るはあたりまえ!?マーケティング視点で見る「キッチンの今」

 
 
目次:

 

 
 
 
 

「男子厨房に入る」はあたりまえ!?「男子厨房に“こだわる”」時代!

 
いまだテレ東のドラマ「きのう何食べた?」ロスのワタシ。早く続編できないかな~。そういえば、毎回ランチの時に盛り上がった「わたし、定時で帰ります」も主に料理を作るのはカレシでした。テレビドラマの世界だけではなく、最近のモテダンの必須条件は「料理上手」だと聞きます。インスタを開けば、「料理男子」や「弁当男子」の投稿が花ざかりだし、夕方のスーパーではお弁当やお惣菜ではなく、「食材」を買う“自炊ビジネスマン”をよく見かけるし……。
 
どうやら、男子、ガッツリ厨房に入ってるみたいです。
 
働き方改革がスタートし、男性の家事や育児への積極参加が呼びかけられる中、時間や気持ちに余裕が出てきた男性が今後も続々とキッチンに進出することが予想されます。キッチンとのかかわりが深くなれば、当然こだわりも強くなりますよね?設備やツールを自分好みに変えたい!すみずみまでピカピカに磨き上げたい!これからはそんな「こだわり男子」が増えてきそうな予感です。
 
ということで今回は、「キッチンの今」を調査してみました!
 
 

 
 
 
 

男性だってキッチンに不満がいっぱい?!

 
 
今回はキッチンをよく使うであろう、30代から60代の男女、合計1,746名の方に、インターネットアンケートサービス「Fastask」を使って、「キッチンの利用状況」について聞いてみました。
 
MRC独自調査|「30代から60代に聞く!キッチンの利用に関する実態調査」(2019.06.20)
 
●男性の半数が「ほぼ毎日キッチンを利用」~男子、けっこう厨房に入っています!
 
キッチンを利用する頻度
 
キッチンの利用頻度について見てみると、女性は9割以上が「ほぼ毎日」。一方で男性も「ほぼ毎日」が半数近い数字に。
 
男女差で注目なのは、女性に比べて男性は毎日ではなく週に数回キッチンを利用している傾向が見られるのと、「キッチンは利用しない(キリッ!)」という人が1割近くいること。女性の10倍違い数字になっています。
 
年代別に見ると、年長になるに従ってキッチン利用率は高くなる傾向にあります。特に60歳以上の男性では、毎日キッチンをつかう人が67.4%で、30代男性の倍近い数字です。時間の余裕がキッチンに立つ余裕に繋がっているのかもしれません。
 
 
 
 
●男性のキッチン利用~「洗い物」と「普段の料理作り」が2トップでダントツ!
 
キッチンの利用内容
 
キッチンの利用内容について見てみると「洗いもの」と「普段の料理作り」がダントツ。男性も「洗い物」が7割、「普段の料理作り」も6割を超え、「掃除」と回答した人も35%と高い傾向です。男性はいわゆる「お手伝い」的なキッチン利用が突出するかと思いきや、普通に料理をしたり、お掃除だって頑張っている様子がうかがえます。
 
男女差の大きいものは「特別な日のための料理」で、男性は1割未満と少ない結果となりました。
年代別には「お手伝い」的なキッチン利用は年長が年少より高い傾向です。
 
 
 
 
●料理の際のキッチンへの不満~とにかく「ヒトもモノ」もスペースが足りない!
 
料理をする際のキッチンに対する不満
 
キッチンを料理に利用すると回答した人に「料理をする際のキッチンへの不満」を聞いてみました。
 
男性の回答上位5位は

1位 調理をするスペース全体が狭い 48.7% (女性 50.4%)
2位 食材などを置くための場所が取れない 40.6% (女性 48.9%)
2位 収納スペースが足りない 40.6% (女性 48.9%)
4位 調理機器などの置き場が足りない 37.5% (女性 44.4%)
5位 鍋やフライパンの出し入れがしにくい 35.8% (女性 40.8%)

 
という内容で、「広さ・置き場・使い勝手」などが上位を占める結果となりました。
 
自由回答形式で特に目立ったのが「シンクの低さ」。割合は低いのですが、ここに不満をぶつけている人が多かったのか、「腰が痛い!」と訴えるコメントまでありました。また「二人でキッチンに立つスペースがない」というコメントも目立ち、ライフスタイルの変化を反映する結果となりました。
 
年代別には「鍋やフライパンの出し入れがしにくい」の年長者の数字がかなり高くなっています。
 
 
 
 
●洗い物の際のキッチンへの不満~「洗ったモノ、どうしよう…」問題
 
洗い物をする際のキッチンに対する不満
 
キッチンを洗い物に利用すると回答した人に「洗い物をする際のキッチンへの不満」を聞いてみました。
 
男性の回答上位5位は

1位 「洗った物を並べにくい」 39.3% (女性 32.6%)
2位 「シンクが狭いので洗った物を置きにくい」 35.1% (女性 28.1%)
2位 「シンク以外で洗い物を置く場所が狭い」 35.1% (女性 36.1%)
4位 「シンクが狭いので洗いにくい」 32.4% (女性 28.3%)
5位 「スポンジや洗剤の置き場所が少ない」 30.9% (女性 28.3%)

という結果で、シンクの狭さによる、洗いにくさよりも、洗った物の置き場所に困っている項目が上位にきました。
 
年代別・女性を見ると、シンク自体に対する不満よりシンク以外で物を置く場所や、スポンジやタオルの置き場所などに対する不満が男性よりも高い傾向にあります。
 
 
 
 
●掃除の際のキッチンへの不満~女性の最大の敵に男性はやや寛容?
 
キッチンの清掃をする際の不満
 
キッチンを清掃すると回答した人に「清掃をする際の不満」を聞いてみました。
 
男性の回答上位5位は
 

1位 「換気扇の手入れに手間がかかる」 49.0% (女性59.5%)
2位 「コンロの汚れが取れない」 40.6% (女性42.0%)
3位 「こまかな隙間や角が洗いにくい」 37.1% (女性43.2%)
4位 「グリルの手入れに手間がかかる」 35.0% (女性 35.2%)
5位 「シンクの汚れが取れない」 29.4% (女性 34.0%)

 
注目は1位の「換気扇」。女性は6割近くとダントツなのに対し、男性は5割以下で突出とまではいかない結果です。3位の「細かい隙間」も女性ほどは高くなく、勝手な想像ですが、ちまちました作業(失礼!)を男性はあんがい嫌いじゃないのかもしれません。
 
 
 
●キッチンの見た目に関する不満~男性はこだわりたい?女性はヒトの目が気になる?
 
キッチンの見た目などに関する不満
 
キッチンに不満があると回答した人に「キッチンの見た目などに関する不満」を聞いてみました。
 
男性の回答上位5位は
 

1位 「デザインを簡単に変えられない」 42.0% (女性39.3%)
1位 「小物を置くスペースが少ない」 42.0% (女性45.2%)
3位 「来客時に洗い物などをすぐに隠せない」 24.6% (女性32.2%)
4位 「来客時に都度掃除をするのが大変」 22.1% (女性30.2%)
5位 「多少散らかっていてもおしゃれに見えるキッチンが少ない」 18.0% (女性25.1%)

 
という結果です。
 
「デザインを簡単に変えられない」は女性よりも男性が高く、来客関連の項目は、男性よりも女性が高い傾向にあります。
 
 
と、調査結果を見てきましたが、男女、年齢別ともにおおまかな傾向は同じでも、男性は「キッチンを利用しない人も多い」、「あんがい掃除は嫌いじゃないかも」、女性は「つい人の目を気にしてしまう」、年長者は「加齢によるお悩みが加わる」など、興味深い特徴も見られてなかなかおもしろい結果となりました。
 

 
 
 
 

キッチンのお悩み解決から、こだわり心をくすぐるモノまで!~男子キッチンのビジネスチャンスを大胆予想!

 
これまでは、ほぼ女性目線で造られてきたキッチン。男性の家事は当たりと言われる時代になると、男子目線を意識するのはもちろん、男性の嗜好やニーズに徹底的にこだわった「メンズキッチン」みたいなものが登場するかも?!
 
調査の結果を踏まえて「これから流行りそうなモノ」大胆予想してみます。
 
 
 
 
●色々なシーンで大注目の「高さ調節機能」を、キッチンにも!
 
LINAK|電動アクチュエータシステム
LINAK|電動アクチュエータシステム
 
キッチンに対する不満の自由回答で特に目立ったのが「シンクの低さ」。
 
キッチンカウンターの高さは、「身長÷2+5㎝」が最適と言われ、今は成人女性の平均身長160㎝に合わせて、高さ85㎝がスタンダードになっています。男女では平均身長で10cm以上の差があるため、身長の高い男性が長時間作業すると、腰や首、腕などを痛めることになりかねません。
 
オフィスでも高さが調節できるデスクが導入されるなど、様々なワークプレイスでニーズが広がる「高さ調節機能」。電動で高さが上下するようなシステムキッチンなら家族みんなが快適に使えそうですね!
 
 
 
 
●これから流行るのはアイランド?ペニンシュラ? 旅行じゃないですよ。
 
利用しているキッチンのタイプ
 
キッチンへの不満で上位を占めたのは「作業スペースの狭さ、動きづらさ、二人でキッチンに立てない」などの広さや動線。男子キッチンによって今後、間取りにも変化が出てくるかもしれません。
 
長い間、キッチンは家事動線を重視して廊下にもなる「壁付け」か、洗濯や風呂掃除がしやすい「独立型」の間取りが主流でした。その後は家族が少なくなる、コミュニケーションを重視するなどの理由で「対面カウンター型」が人気になり、今回の調査でも一番高い数字となりました。
 
これからは、キッチンが主役の「アイランド型」も増えてくるかもしれません。今回の調査では5.1%とまだ少数派ですが、動線や広さの不満解消が期待され、家族みんなで調理や食事ができる間取りが人気を呼びそうです。アイランドの一端が壁と接する「ペニンシュラ(=半島)型」なども登場しているようなのでさらに注目が集まるかもしれません。
 
ただし、どんな形にも、メリット・デメリットがあります。家族構成や生活スタイルに合わせて、間取りやキッチンを選ぶことが重要と言えそうですね。
 
 
 
 

アイランドキッチン例

 
リビングやダイニングの中で島のように独立しているのでこう呼ばれるそう。一番の魅力は開放感!家族とのコミュニケーションが取りやすく、キッチンに立つ人数を選ばず効率的に動くことができるのがメリットだとか。
 
アイランドキッチン例
 
 
 
 

「お・も・て・な・し」料理デビューにぴったりなミールサービスが人気に!?

 
ヨシケイ|Lovyu
ヨシケイ|Lovyu  
 
今回の調査では、キッチン男子が主に作っているのは「普段の料理」。手の込んだ「特別な日のための料理」を作る男性は1割未満とまだ少なく、女性との差が大きかった項目の一つです。
 
しかし!こだわり始めた男子たちは、「普段の料理」で物足りなくなる日がきっとくるはずです!
たとえば上の写真の“映えする”「レモンシチュー」。夏のホームパーティーにぴったりで作ってみたいけどハードル高そうですよね?お金もかかりそうだし。
 
実はコレ、食材宅配サービスを利用すればとても簡単に作れるそう。お店で食べるようなメニューやちょっと難しそうに思えるメニューもレシピ通りに作るだけでOK!人数分きっちり無駄なくリーズナブルに材料が揃うので人気を集めているとか。もてなし料理デビューのキッチン男子にぴったりのサービスですよね!今後もキッチン男子をターゲットにした新しいミールサービスが続々登場し、ホームパーティーを仕切るのは男性になるかもしれません。
 
 
 
 
●「働き方改革も追い風に?」ますます需要が高まる男性専用の料理教室
 
料理を習いたいけど、女性と一緒では恥ずかしいし、やり辛いと思う男性も多く、気兼ねなく学べる男性専用の料理教室が盛況のようです。働き方改革で時間的にも余裕ができるため、ますます人気が高まるかも。
 
「初心者なので基礎から学びたい」「家事分担ため必要に迫られて」「プロ顔負けの料理が作りたい」「定年退職を機に料理を覚えたい」「結婚準備(つまり花婿修行!)」など、動機も、作りたい料理のタイプも様々で、これからは目的にあった料理教室のニーズが高まりそう。教室側も個性や独自のウリをアピールして差別化をはかる努力が必要となりそうです。
 
 
 
 

課外授業が人気を集める料理教室

 
メンズ・キッチンスタイル
メンズ・キッチンスタイル
神奈川県の溝の口駅前にある男性専用料理教室。「課外授業」として築地見学ツアーや季節のパーティーやBBQなども催されるということで、サークル活動のような気持ちで参加する生徒もいるとか。
 
 
 
 

ガス会社主催ならではの「進化したガスコンロが試せる」男の料理教室

 
メンズ・キッチンスタイル
【東京ガス料理教室】男だけの厨房「定番料理を作ろう」2019夏  
 
温度調節から炊飯まで、調理をサポートする便利な機能を使って、スムーズに楽しく実習ができるそうで、大正2年の教室開始以来100年以上にわたり『炎』で作る料理のおいしさを体験できることが人気の秘密だとか。
 
 
 
 
●キッチンのお悩みは、こだわりのキッチンツールで解決!!
 
大がかりな設備の導入や間取りの変更は無理でも「置き場不足や洗い物の不満」など、キッチングッズで解決できるお悩みもあります。便利なツールやグッズは今でもたくさん発売されていますが、これからは見た目もステキで付加価値が高く機能的な「こだわりの逸品」を探すキッチン男子が増えると予想します!
 
 
 
 

IKEA~シンクの上に渡して使えるまな板

 
作業スペースが増え、シンクの中の食器も隠せる上にトレイとしても使えるスグレモノ
 
IKEA ノッルショーン
IKEA|NORRSJÖN ノッルショーン
 

KEYUKA~水切りラック

 
置き場を選べる2WAYタイプ。デザイン性にもすぐれ、省スペースなのに大容量。
 
IKEA ノッルショーン
ケユカ|ドレーナー(水切りかご)|ネオナビオ ドレーナー
 

HASAMI PORCELAIN~多機能で省スペースな人気の波佐見焼食器

 
マグカップ、ボウル、トレイなどが共通の直径でデザインされているため、自由なスタッキングが可能で一人暮らしからパーティーにまで対応。省スペースで収納でき持ち運びもラク。トレイがボウルのフタになるなど多機能性も備わっているとか。
 
ハサミポーセリン
ハサミポーセリン
 
 
 
 
●シニアマーケットも見逃せない!
 
調査を見ると、年長になるに従いキッチン利用率は高くなる傾向です。
 
健康長寿に向けたさまざま取り組みが行われていることもあり、「お手伝い的利用」のシニア男子が料理作りに挑戦したり、定年を機に料理を始める男性も増えると思われます。
 
また、料理をする際の不満「鍋やフライパンの出し入れがしにくい」が年少よりかなり高いことからわかるように、加齢に伴うお悩みも加わるはず。自治体でもシニア男性の料理教室を開催しているところも多く、これからは「こだわりシニア男子」に優しいキッチンにも注目が集まるかもしれません。
 
 
 
 

パナソニック 「50~60代のシニア層向け家電シリーズ Jコンセプト」 

 
体力が衰え始めるシニア層が使いやすく、デザイン性にも配慮した「ニッポン製品」
 
Jコンセプト
Jコンセプト
Panasonic|Jコンセプト  
 
 
 
 

クリナップ 自動でおそうじしてくれる!「洗えるレンジフード」「流れるシンク」

これは、シニアに限らず全世代のお掃除のお悩みを解決してくれるかも!?
 
セントロ システムキッチン
クリナップ|セントロ システムキッチン  
 
ステディアシステムキッチン
クリナップ|ステディアシステムキッチン
 
 
 
 
 

渋谷区のシニアいきいき大学「男の料理」 

 
60歳以上の男性16名と来年3月まで10回の料理教室を行うそう。
 
渋谷区 シニアいきいき大学 男の料理
引用:渋谷区 シニアいきいき大学 男の料理
 
 
 
 
●そして、キッチンは「オレの城」と化す?
 
リフォームや流行のリノベで、すでにキッチンを理想の「オレの城」に変えたツワモノもいるみたいです。DIYなど、自力で頑張る男子もいれば、男子キッチンスタイルを提案する業者さんもでてきているようで、今後ますますオレのキッチン化が進むかもしれません。
 
 
 
 

男のキッチン|中古でリノベ 

 
LIFULL HOME’S|中古でリノベ
 
中古でリノベ
LIFULL HOME’S|中古でリノベ
 

「メインでキッチンに立つのは彼女ではなく僕です!」と男性主導でリフォーム 

 
中古でリノベ
ekrea|男性専用キッチン
 

「男のこだわりキッチンを提案」

 
中古でリノベ
HEART_HOUSE
 

あの有名小説家の手作りキッチン

 


 
 

 
 
 

まとめ|世の中が変わればビジネスも変わる

 
男子のキッチン事情、イメージしていたより、一歩も二歩も先に進んでいる印象でした。
 
働き方改革がもっと浸透してくると、男性はキッチンのみならず、他の家事や育児にも積極的に参加するようになってくるはずです。世の中が変わり、人の意識が変われば、当然、ビジネスも変わってきます。その変化に敏感でありたいものですね。
 
そうそう!最初の質問で「キッチンは利用しない(キリッ!)」と答えた男性も1割近くいました。
少し先に、彼らの意識がどう変わっているのか?またぜひ調査してみたいです!
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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