アンケート調査票ラボ 2015.11.05

第1回「時間帯を聞く場合の注意点」

正しい調査票を作るために、どのようなことを意識すれば良いのか?この連載では、調査票作成を担当することになったマーケティング担当が、現場で調査票のチェック業務を行うリサーチャーからのアドバイスを受けながら、その本質に迫っていきます。連載の第1回目のテーマは「時間帯を聞く場合の注意点」について。

 

マーケティング担当調査票作りって、難しいポイントが多くて、取っ付きにくいイメージあります。

リサーチャーそうかもしれませんね。でも、調査票で押さえるべきポイントはとてもシンプル。それは1つ1つの細かいことをに気を使うこと。言ってみれば、コミュニケーションと同じようなものなんです。

マーケティング担当なるほど。気遣いが大事なんですね。

リサーチャーその通りです。気遣いこそ良い調査票を作るコツ。だからこそ、このコーナーでは、自分で調査票を作るときの注意点を解説していきます。100ステップの注意力が身に付けば、あとはそのセンスを応用するだけで調査票のことは何でも対応できます。

マーケティング担当これでリサーチャーからの差し戻しも少なくなりますね。よりスピーディーに質の高い調査も実践できます。では早速、お願いします。

リサーチャーわかりました。第1回のテーマは「ネットリサーチで時間帯を聞く場合の注意点」です。

マーケティング担当時間帯…まだ具体的な調査票のイメージが沸きませんね。ただ、時間に関する調査は現場での活用頻度が高く、大事な気がします。

リサーチャー今回は「入浴する時間帯」を聞く設問を例として説明していきます。
早速ですが、次の設問を見てもらえますか?

アンケートラボ時間帯1

 

マーケティング担当特に違和感は感じませんが・・・?

リサーチャーいえいえ、そんなことありませんよ。これは問題アリの調査票です。まだまだ「気遣い」が足りないようですね。それでは聞きますが、あなたはいつも何時にお風呂に入りますか?

マーケティング担当私の場合は、いつもだいたい夜9時半ごろです。

リサーチャー午後9時半ごろですか。では、このアンケートならどの選択肢を回答しますか?

マーケティング担当あっ・・・。この選択肢だと、午後9時半の場合、「6.午後9時」と「7.午後10時」のどっちか迷ってしまいますね。

リサーチャーその通りです。アンケートの選択肢における金額や数量の表記では、最小単位を表記して、重複しないように「未満」や「以上」を付けることが原則なんです。

マーケティング担当なるほど。一度、自分で作り直しみます。これだとどうでしょうか?

アンケートラボ時間帯2

 

リサーチャー少しは気遣いができるようになりましたね。でも、これは「おせっかい」という印象を受ける調査票ですね。

マーケティング担当ということは、やりすぎていて逆に答えにくいということですね。

リサーチャー「○時59分59秒」という表現は不自然ですよね。入浴するとき、一般的には秒単位で考えて入ったりしません。この場合の最小単位は「時間」にして、「~時台」と利用することをおすすめします。

アンケートラボ時間帯3

 

マーケティング担当なるほど。きれいな選択肢ですね。そして、シンプルで答えやすいです。

リサーチャー調査票は回答者の視線に立った気遣いが大切です。迷わない選択肢が調査結果の誤差を減らし、答えやすい選択肢が、回収率アップに繋がっていきます。第1回目は以上です。1つずつ確実にステップを踏んでいきましょう。次回は「「お店に誰と行くか」を聞く場合の注意点」です。

マーケティング担当はい、ありがとうございました。

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