アンケート調査票ラボ おすすめ 2016.04.08

第7回「マルチアンサー形式の注意点」

今回のテーマは「マルチアンサー形式の注意点」です。回答矛盾は調査票設計においては頻出する問題です。しっかり理解しましょう。

リサーチャーさて、今回は「マルチアンサー形式の注意点(回答矛盾の回避)」について説明していきます。
マーケティング担当マルチアンサーとは複数回答のことですね。よく使う設問形式です。
リサーチャーそうですね。ただ、たまに見かける間違いとして下記のようなものがあります。見てください。

マルチアンサー形式-1

マーケティング担当あれ?「一人で飲食店に入るのはためらう」と「ためらわない」が同じ選択肢として並んでいるのはおかしくないですか?
リサーチャーいいところに気がつきましたね。まさにそこが重要です。このように、ある事柄を肯定する内容と否定する内容が同時に存在するような場合を「二律背反」と言います。これが、「シングルアンサー」ならば場合によっては二律背反もありえますが、「マルチアンサー」の場合は回答矛盾のリスクが生じます。
マーケティング担当なるほど。マルチアンサーに二律背反は存在してはいけない、といことですね。
リサーチャー実は、もうひとつ見るべき視点があります。
マーケティング担当もうひとつ?
リサーチャーもうひとつは、「表現方法の不統一」と言われるものです。
マーケティング担当「表現方法の不統一」ですか・・・。
リサーチャーはい。選択肢の表現方法、たとえば「ネガティブ」と「ポジティブ」などの表現をそろえる、ということです。たとえば、例の場合だと、「一人で飲食店に入るのはためらう」というネガティブな選択肢と同じ並びで「一人で食べているところを見られるのは恥ずかしくない」というポジティブな選択肢が存在します。この場合も同様に、ネガティブな選択肢を選んだ人がポジティブな選択肢を選ぶという、回答矛盾が生じる可能性があります。
マーケティング担当なるほど。表現方法をそろえて、回答矛盾を回避するといことですね。
リサーチャーその通りです。実は、このような場合は「マトリックスシングル」を利用すると、スムーズです。下記の設問を見てみてください。

マルチアンサー形式-2

マーケティング担当たしかに、「マトリックスシングル」だとより答えやすく、回答矛盾のリスクも無くなりますね。
リサーチャー調査票設計をしていると、よく直面する問題ですので、しっかり覚えておきましょう。
マーケティング担当はい。ありがとうとうございました。

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